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【おすすめ本】待ちに待った人気本!最近読んだおすすめ本【本紹介】

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しろ
しろ

皆さんこんにちは!妻のしろです

 

読書は捗るときと停滞期との波がありますよね。

2月は停滞期だったのですが、3月になって読書欲が盛り返してきました。

 

さて、そんな期間を経て読んだ本のなかからおすすめ本を紹介します。

図書館で予約して待ちに待った人気本も紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

 


やっと読めた人気作

佐藤究「テスカトリポカ」


メキシコの麻薬密売人のバルミロはジャカルタで日本の臓器売買コーディネーターと出会い、二人は日本での新たな違法ビジネスのためタッグを組むこととなる。

 

一方、川崎で天涯孤独の少年、土方コシモもバルミロと出会い、犯罪に巻き込まれてゆく。

メキシコのアステカの神に導かれ、極悪非道なビジネスが幕を開ける。

 

第165回直木賞受賞作です。

560ページとボリュームがあり、読むのに時間が掛かりました。

 

しかし、そのページ数に基づいた設定の裏付けがしっかりされており、細かく作りこまれた作品になっています。

麻薬ビジネスや臓器売買などのテーマを扱っているため、グロテスクな描写は多いです。

 

その他倫理的にも問われるシーンなども多数あります。

しろ
しろ

よく思いつくなあとかえって感心しました(笑)

 

好みに分かれるかもしれませんが、物語の壮大さには圧倒されました。

 

 

原田ひ香「三千円の使い方」


こちらも大人気の小説ですね。ドラマ化もされています。

家族三世代のお金の価値観について書いた本です。

 

お金はどう貯めればいいのか?

お金の使い時は?

 

そんなお金にまつわる内容で、節約知識も満載でした。

それぞれのエピソードを踏まえたラストはよかったです。

 

我が家にはお金に詳しい夫がいるため、実践的な内容はもうすでに行っているので、新たに参考になることはありませんでしたが、これを読んで財布のひもをしめるのもいいと思います。

個人的には巻末にある垣谷美雨さんの解説がよかったです。

 

 

寺地はるな「わたしの良い子」


三十路の椿は妹の息子である朔と二人暮らし。

勉強が苦手、人ともうまく接することができない朔を、どうしてもよその子と比べてしまう。

 

「良い子」という言葉、それは大人にとって都合がいいということなのではないか?

登場人物たちそれぞれの表面には見えない苦悩に共感しました。

 

寺地はるなさんの作品はいくつか読みましたが、どれも家族をテーマにしたほっこりした内容が多くて好きです。

いろんな家族の形があり、愛もそれぞれ。

 

心がじんわり温かくなるストーリーが魅力的です。

 

 

斎藤幸平「人新世の資本論」


大阪市立大学大学院准教授の斎藤幸平さんが書いた経済書です。

人新世とは「人類の経済活動が地球を破壊する時代」のこと、すなわち気候変動が表れている現代のこと。

 

ここから脱却するためには資本主義をやめるべきとの意見をまとめたものです。

はたして「脱成長」に未来はあるのだろうか?

 

「新書大賞2021」ということで話題になった本ですね。

雑誌などでも取り上げられているのを見て知りました。

 

経済学者の書いた本だけあって、中盤の経済学について書かれた章は難しくて理解できませんでした……

しかし、後半には現代における問題点がまとめられていて、本の趣旨を知ることができました。

 

資本主義をやめることが地球のためになることは納得できますが、果たしてこの本で書かれた内容が実現されていくのかは疑問に思うところです。

便利な世の中に生まれてありがたく思う一方、犠牲を払っているということが印象に残りました。

 

 

これからの社会について考えてみる

「サステイナブルに暮らしたい-地球とつながる自由な生き方-」


「ゼロ・ウェイスト・ホーム」や「ギフトエコノミー」など海外のごみを出さない暮らしを紹介した本の翻訳を手掛けている服部雄一郎さんと奥様の麻子さんによる高知県での暮らしぶりをつづった本です。

 

なかなかの田舎暮らしをされているようで、都市部に住む人にはすべてが参考にできるわけではありませんが、エコに関心のある人には楽しめる一冊だと思います。

プラスチックフリーや捨てない暮らしのアイディアが満載で、自分もやってみようと励まされました。

 

またエコだけでなく、ご家族との生活のうえで心がけていることや、教育や多様性についてなど、ぜひ取り入れたいと思うことが多かったです。

これからの時代、こうした人にも地球にも配慮が求められるようになっていくだろうと感じました。

 

「ゼロ・ウェイスト・ホーム」、「ギフトエコノミー」の2冊はこちらでも紹介しています。

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「マンガでわかるLGBTQ+」


タイトルどおり、LGBTQ+について実際の体験した人のエピソードをふまえてマンガでわかりやすく書かれています。

 

LGBTという言葉が一般的になってきて、私の職場でもハラスメント講習を行っており、そのなかでも取り上げられていました。

私は人権や差別について自ら学ぶようしているので理解のあるつもりでしたが、この本で紹介されているエピソードを見ると本当にセクシュアリティとは人それぞれで驚きです。

 

言葉の定義を知ることがすべてではなくて、どんな人でもその人となりを知り、その人の個性を受け止めることが一番だと私は感じました。

夫にもすすめて読んでもらい、これは不適切な表現ではないか?などをテーマに話し合うことが増え、意識が高まりました。

 

マンガ形式なのでとても読みやすいです。

「なんとなく知っている」から一歩進むために、ぜひ読んでみてほしいです。

 

 

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