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【洗剤の代用品を探せ】ブラーバ m6 の仕様を徹底分析!【ロボット掃除機】

ブラーバの洗剤は代用できる?
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ロボット掃除機を利用する人が年々増えてきましたが、それに伴って床拭きロボットを利用する人も増えてきましたね。

「ルンバ」でもお馴染み、iRobotの床拭きロボットである「ブラーバジェットm6」は、その中でも代表的な商品です。

 

ただ、このブラーバの洗浄剤は少しお高めなのでコスパが悪いです・・・

 

そこで、代用品として使えるものを探した結果、純正の洗浄剤と比べると約621倍もお得な代用品を見つけました。

 


それは、リビング用洗剤の「マイペット」です!

原液のままでは使用できないので、我が家では以下の割合で希釈しています。

1,000倍希釈

マイペット:2ml + 水:1,998ml

 

なんでマイペットがこんなにお得なの?
他商品と比べてどうなの?
なんでこの割合で希釈してるの?

こういった疑問にお答えするため、ブラーバの洗浄剤を徹底的に調べました。

洗浄剤の成分、pH、拭き掃除実験にて各商品を比較しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

この記事を書いた人

名前:あこ

某化学メーカーにて勤務中。

主に化学製品の分析・管理を行っている。

 

ブラーバジェットm6の掃除システム紹介はこちら↓

ブラーバの段差対策や仕様
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ブラーバの洗浄剤を徹底分析

洗浄剤の使用量(1回分)

ブラーバの洗浄剤は473ml1,045円です。
※2024年4月現在(Amazon)

 

タンク容量445mlの中に、洗浄剤を約40ml入れるので

1回の使用量※:約40ml(約88円)

※水拭き動作:標準、水分量:中(約50㎡~60㎡の掃除面積)の場合

上記の設定の場合、約50㎡~60㎡の範囲を掃除するとタンクが空になります。

 

1回の使用量で約88円と言うのは人によるとは思いますが、少し高めだと思います。

週に3回掃除したとしたら1週間264円、月額1,056円年間12,672円 となります。

 

上記の洗浄剤を月に約1回買うくらいのペースなので、やはり少し高めかな?と感じます。

 

 

洗浄剤の成分(pH)

公式の発表では、正規品の洗浄剤は弱アルカリという数値でした。

洗浄剤のpH:7.4~8.4

出展:洗浄剤SDS

(SDS:Safety Data Sheetの略。化学物質等の性状や取り扱いに関する情報を提供するための文書。安全データシートとも呼ばれる。)

 

なので、似たようなpHや洗浄成分の代用品があれば安く済ませるのではないかと思い、調べてみました。

 

 

洗浄剤のpH徹底比較(12種類)

品目 pH
水道水 7.657
ブラーバ洗浄剤(原液) 7.240
ブラーバ洗浄剤(約11倍希釈)
※メーカー推奨希釈濃度
7.260
マイペット(原液) 10.198
マイペット(200倍希釈)
※メーカー推奨希釈濃度
8.862
マイペット(1,000倍希釈) 8.127
マイペット(5,000倍希釈) 7.659
マイペット(10,000倍希釈) 7.576
かんたんマイペット 10.718
キッチンハイター(原液) 13.363
キッチンハイター(1,000倍希釈)
※メーカー推奨希釈濃度
11.101
アルカリ電解水クリーナー『水ピカ』 13.1

【測定条件】

■測定器具 ※機器校正済み

HORIBA F-54S(卓上タイプpH計) +  9615S-10D(電極)

(2台の測定器で測定し、平均値を記録)

 

※測定中の様子

pH計

 

 

水道水(1種類)

出しっぱなしの水道のイラスト(台所)

測定値:7.657

 

ブラーバの洗浄剤を薄めるのには水道水を使用するので、まずは基準となる水道水を測定しました。

ほぼ中性なので、この水道水を使用して洗浄剤を薄めていきます。

 

 

ブラーバ洗浄剤(2種類)

ブラーバ洗浄剤(原液)


測定値:7.240

 

前述の通り、公式ではpHは7.4~8.4の弱アルカリと掲示しています。

ほぼ中性のような値ですが、測定器具や気温、経時変化などによって若干の誤差があるので、このくらいであれば誤差範囲かなと思います。

 

 

ブラーバ洗浄剤(約11倍希釈)※推奨希釈濃度

測定値:7.260

 

ブラーバの洗浄剤はタンク容量445mlに対してキャップ6杯分(約40ml)の洗浄剤を入れてます。

これが推奨の希釈濃度なので、上記の希釈倍率で測定しました。こちらもほぼ中性です。

 

今回使用した洗浄剤のpHは低めでしたが、pHが高めの洗浄剤を使用した場合、水道水も少しアルカリ性だったので、もう少しアルカリ性寄りになっていたかと思います。

今回はひとまず、この濃度に似た洗浄剤を探していきます。

 

 

マイペット(6種類)

マイペット(原液)

測定値:10.198

床掃除といえばマイペットが有名なので測定しましたが、かなりのアルカリ性です。

 

マイペットのSDSではpH10.4となっていましたが、これも誤差範囲程度なので、SDSとほぼ同じ数値です。

このまま洗浄剤を使用するのは危険でしょう。

 

 

マイペット(200倍希釈)※推奨希釈濃度

測定値:8.862

 

マイペットの推奨希釈濃度は水2Lに対してキャップに1/2杯(10ml)なので、200倍希釈で測定しました。

弱アルカリ性といったところです。ブラーバ洗浄剤よりは少し濃い濃度です。

 

 

マイペット(1,000倍希釈)

測定値:8.127

 

弱アルカリ性です。

ブラーバ洗浄剤はpH7.4~8.4となっているので、同じpH範囲内となりました。

 

 

マイペット(5,000倍希釈)

測定値:7.659

 

ほぼ中性です。

ブラーバ洗浄剤の推奨希釈濃度より少し濃いですが、今回使用した洗浄剤のpHは低めだったので、pHが高めの洗浄剤を希釈していたら、このくらいの値になっていたかと思います。

 

 

マイペット(10,000倍希釈)

測定値:7.576

 

ほぼ中性

ここまで薄めると、水と同じようなpHになります。

 

 

かんたんマイペット

 

マイペットをすでに薄めた商品として「かんたんマイペット」があるので、測定してみました。

かなりのアルカリ性となったので、この商品をそのまま使用するのは危険でしょう。

 

 

キッチンハイター(2種類)

キッチンハイター(原液)


測定値:13.363

 

かなりの洗浄力が期待できるハイターも測定してみました。

 

結果的にもの凄く濃いアルカリ性でした。

このまま使用することはもちろん危険です。

 

 

キッチンハイター(1,000倍希釈)※推奨希釈濃度

測定値:11.101

 

原液よりは少し薄まりましたが、それでもかなりのアルカリ性です。

中性にまで薄めるのはかなりの水で薄める必要があると感じたので、今回の測定では1,000倍希釈までの測定としておきました。

 

余談ですが、私がブラーバを購入した際に、店舗の店員さんから聞いた話によると、ハイターを薄めてブラーバで洗浄をしていたところ、ブラーバの金属部分が錆びてしまったそうです。

やはり、ハイターを使用することはやめておいた方が良いでしょう。

 

アルカリ電解水クリーナー『水ピカ』(1種類)


測定値:13.1

商品が手元になかったので、測定値はAmazonから引用しています。

かなりアルカリ性なので、原液のまま使用するのは危険でしょう。

 

公式だと20倍希釈で床に使用と書かれていますが、キッチンハイター(pH13.363)を1,000倍希釈しても11.101にしか下がらないので、20倍希釈だと中性にまで下がらないかと思います。

実際に希釈したわけではないので確証はありませんが、アルカリ性寄りだと床のワックスも剥がれてしまいますし、ブラーバ本体にも影響が出るかもしれないのでおすすめはしません。

 

検証結果(pH比較)

データ分析のイラスト
検証した結果、ブラーバ洗浄剤の推奨希釈濃度のpH:7.260に近い値は

 

・マイペット(5,000倍希釈):pH7.659

・マイペット(10,000倍希釈):pH7.576

上記の2点でした。

 

 

検証結果考察

今回使用したブラーバ洗浄剤が低めのpHだったため、もしかしたら高めのpHを基準としていたらマイペットの1,000倍希釈(pH:8.127)でも近い値になっていたかもしれませんが、洗浄剤のpHを狙って購入する事はできないので、なかなか検証することは難しいです。

 

床に付いた汚れと言うのは食べかすや、皮脂汚れが主で、ほとんどが酸性の汚れです。

そうなると、汚れを落とすにはアルカリ性の洗浄剤で中和して洗浄する方が良いので、マイペットの1,000倍希釈くらいのアルカリ性はあった方が良いかもしれません。

 

ただ、多くの床洗浄剤は殆どがアルカリ性である中、ブラーバの洗浄剤を中性で販売している事を考えると、やはりメーカー側としては中性洗剤を使用して欲しいと思われます。

 


洗浄剤の成分検討

ブラーバ洗浄剤

洗浄剤のSDSによると、主成分は「1-デカナミン, N,N-ジメチル-, N-オキシド」です。

 

これは、防錆剤にも使用される界面活性剤なので、ハイターのように金属に錆が出ることはないでしょう。

 

 

マイペット

マイペットのSDSによると、主成分は「ポリアクリル酸カリウム」「アルキルグルコシド」「モノエタノールアミン」の3点です。

 

  • ポリアクリル酸カリウム:高吸水性ポリマーと呼ばれ、植物用の水保持剤等に使用される。
  • アルキルグルコシド:強い除菌効果があり、安全性のある界面活性剤。
  • モノエタノールアミン:界面活性剤の合成原料、パーマ液・毛染め剤のpH調整剤、住宅・洗濯用の洗浄剤の中和剤などに使用される。

どれも錆を発生させるような成分ではないので、水で薄めれば問題ないでしょう。

 

 

成分検討まとめ


マイペットの成分を見る限りは、ブラーバに使用しても問題ないかと思います。

少し不安な点は、マイペットのSDSによるとCAS番号が企業秘密となっているので、どのような試薬を使用しているのかが分からない点です。
※化学物質を特定するための番号

 

マイペットのSDSには主成分が書かれているので危険なものは入っていないともいますが、不安に感じる方は使用を控えた方が良いでしょう。

 

 

拭き掃除実験


pHの検証ではマイペット(5,000倍希釈)、マイペット(10,000倍希釈)の2点が使用できそうだったので、実際にブラーバでどれだけの拭き掃除ができるのか実験してみました。

 

 

検証方法

  • フローリングにある汚れをブラーバで拭き掃除。(1往復掃除)
  • 各洗浄剤で拭き掃除をして、汚れの落ち具合を比較

 

検証結果(拭き掃除比較)

・ブラーバ洗浄剤※推奨希釈濃度・・・〇

・マイペット(5,000倍希釈)・・・〇

・マイペット(10,000倍希釈)・・・〇

・水道水のみ・・・〇

上記の4点で検証しました。

 

水道水のみでも落ちる汚れだったので、すべて汚れが落ちてしまい、比較できませんでした。

 

その後も汚れの種類を変えて検証してみましたが、水だけ汚れが落ちなくて、洗浄剤だけが汚れを落とせるという種類の汚れを用意できませんでした。

 

ですが、どの汚れも同じように掃除されるという事は、拭き掃除の場合、洗浄剤の違いでは大きな違いは無さそうです。

 

 

違いがあるとしたら、「マイペットの除菌効果が水と比べてどれほどあるか?」になります。

残念ながら、除菌効果まで調べる装置は持ち合わせていないので、効果のほどは分かりません。

 

ただ、限りなく薄いですが洗浄剤が入っている分、水道水よりは効果があると思います。

 

 

検証結果(まとめ)

ブラーバ洗浄剤の代用品に使うなら

検証結果としてはpHの近いマイペット(5,000倍希釈)、マイペット(10,000倍希釈)どちらかを使用するのが安全だと思います。

希釈の割合は、以下の表にまとめてみました。

 

希釈方法

マイペット(5,000倍希釈):pH7.659

マイペット:0.4ml(8滴) + 水:1,999.6ml

 

マイペット(10,000倍希釈):pH7.576

マイペット:0.2ml(4滴) + 水:1,999.8ml

 

ブラーバ洗浄剤※推奨希釈濃度:pH7.260

洗浄剤:180ml + 水:1,820ml

マイペットを2Lの水で薄めようとすると、かなりの少量しか使用しないので、計量がむずかしいです。

およそ(スポイト)1滴が0.05mlになりますが、だいたいの計量で良いです。

 

もうちょっと洗浄成分が欲しいという方は、1,000倍希釈までなら弱アルカリ性になるので、下記の方法で希釈すれば作成できます。
※我が家はこの希釈倍率で使用しています。

マイペット(1,000倍希釈):pH8.127

マイペット:2ml + 水:1,998ml

 

2mlの量り方はスポイトを使うと便利です。

Amazonでも購入できますので、検討してみてください。

 

まとめて作成しておくとタンクに入れるのが楽なので、2Lのペットボトル等に入れておくのがオススメです。

 

スポイトが無い場合は、魚型の醤油差しが便利です。

20滴 = 約1mlなので

40滴 = 約2ml

となります。

 

Amazonでも購入できますが、割高なのでスポイトの方がおすすめです。

 

 

洗浄剤(洗剤)の入れ方


ブラーバm6のタンクを、本体の溝部分に立てておけるので、そこからペットボトルに希釈した洗浄液を入れるやり方が簡単です。

※入れ過ぎないように注意してください。

 

 

安全に代用品を使用する方法

どうしても代用品を使用するのが気が引けるけど、「なんとか費用を抑えたい!」と言う方のために、これならブラーバ本体に影響がないという方法をご紹介します。

 

それは「洗浄液をタンクに入れない」という方法です。

 

たとえば、ブラーバのタンクには水道水だけを入れておいて、マイペットを推奨洗浄濃度(200倍希釈)で希釈した液を事前に床へ噴射しておけば良いです。

 

それか、事前にブラーバのクリーニングパッドへ噴射しておくのも良いでしょう。

 

写真ではかんたんマイペットで行いましたが、数十回の噴射で部屋全体に噴射をすれば、きれいに掃除できます。

ブラーバのクリーニングパッドは本体機械とは切り離せるので、いくら汚れても本体には影響がありません。
どうしても安全に代用品を使用したいという方は、この方法を試してみて下さい。

 

ただし、この方法だと自分が洗浄剤を撒く手間が増えるので、せっかく自動掃除のブラーバを使用している意味が半減してしまいますが・・・

 

 

費用比較

正規品の洗浄液と、マイペットを使用した場合の費用を比較してみました。

マイペットの洗浄液はコスパの良い2,000mlの商品で比較します。

ブラーバ洗浄液 マイペット
容量 473ml 2,000ml
値段※1 1,045円 633円
1回分の使用量※2 40ml 0.45ml※3
1回分の費用 約88円 約0.14円
1ヶ月分の使用量※4 480ml 5.4ml
1ヶ月分の費用※1 約1,056円 約1.7円

※1:2024年4月現在(Amazon)
※2:ブラーバのタンク(445ml)容量に使用する洗浄剤の1回分の容量。
※3:マイペットは希釈倍率1,000倍で比較(マイペット:2ml + 水:1,998ml)
※4:週3回掃除する場合

 

1ヶ月の費用で計算すると約621倍もの差がでました

明らかにマイペットの方が費用が安いです。

 

購入頻度で比較すると、

ブラーバ洗浄液の場合・・・約1ヶ月に1回購入する頻度

マイペットの場合・・・約30年に1回購入する頻度

 

なので、マイペットならほぼ一生分賄えます。

洗浄液を購入する手間も減るので、時間単価的にもお得になりますね♪

 

あこ
あこ
30年もすればもっと精度の良いロボット掃除機が発売されそうですが(汗

 

 

注意して欲しいこと

注意のマーク
今回紹介した代用品を使用して、ブラーバ本体が故障したとしても一切の責任を負えません。

 

あくまで個人が検証した結果なので、間違っている場合もあります。

代用品を使用する際は、くれぐれも自己責任でお願いします。

 

 

最後に


洗浄剤を調べてみると、ブラーバの洗浄剤は思っていたより中性に近い洗浄剤であった事や、他の床拭き用洗浄剤は思っていたよりアルカリ性が高かった事など、調べてみないと分からなかったことが発見できて、とても楽しく検証ができました。

 

我が家でも代用品を使用(1,000倍希釈)していますが、約2年間使用している現在、まだ特に影響はありません。

 

長期間使用する事で不具合が出るのかもしれませんが、その時はまた当ブログにて報告したいと思います。

 

あこ
あこ
最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

ブラーバが段差を超えられない時の対策方法はこちらにまとめています。

ブラーバの段差対策や仕様
【ロボット掃除機】ブラーバ m6 の仕様を徹底分析!段差は超えられる?【メリットデメリット】ロボット掃除機の便利さを伝えたい! 掃除をする手間が大幅に削減できるロボット掃除機、使う人が増えています。 ルンバで...

 

この記事を書いた人

名前:あこ

某化学メーカーにて勤務中。

主に化学製品の分析・管理を行っている。

 

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POSTED COMMENT

  1. peter-piper より:

    ブラーバ専用洗浄液の希釈方法の記載はとてもいい加減ですね。どこかに目安が書いていないかどうかネット検索するとこのサイトにたどり着きました。ところがとても素晴らしい分析に驚きと感謝です。手持ちの専用洗浄液を使い切ったら、私も、マイペットを希釈して使用することにします。

    • あこ より:

      peter-piper様
      ご参考にしていただきありがとうございます!
      私は使い始めて2年くらいになりますが、代用品でも床が綺麗な状態をキープしてくれるのでとてもおすすめですよ♪

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