掃除をする手間が大幅に削減できるロボット掃除機、使う人が増えています。
ルンバで有名なiRobotのキャッチコピー「掃除は、本当に任せられる時代へ。」のとおり、いまや掃除はロボット任せにすることができます。
そこで今回は、「掃き」掃除の後に「拭き」掃除をしてくれる「ブラーバ ジェット m6」について、購入してから分かった事、レビュー等ご紹介します。
よろしければ、ご購入の参考にしてみてください。
この記事で分かる事
- ブラーバジェットm6のスペック
- ブラーバジェットm6の掃除システム
- 部屋の段差を乗り越える方法
- 絨毯・畳の掃除はできる?
- ブラーバジェットm6のメリット・デメリット
ブラーバ ジェットm6のスペック
機能 Braava jet® m6 ジェットスプレーで、家中の床のベタつく汚れやこびりついた汚れもスッキリ拭き掃除。最大60畳まで水拭き。
認定洗浄液 ・水
・Braava jet®床用洗剤タンク容量 445 mL 最大清掃面積 複数の部屋、広いスペース/ウェットモード:最大60畳、ドライモード:最大60畳 ナビゲーション iAdapt® 3.0 モップモードとスウィープモード ・ウェット
・ドライ
Braava jet® mシリーズのクリーニングパッドを取り付けて、CLEANボタンを押します。Braava jet® mシリーズは、パッドの種類に応じて自動的に清掃モードを選択します。清掃機能 ジェットスプレーが汚れやベタつきを浮き上がらせて拭き取ります。障害物を感知して動くので、家具や絨毯、壁が濡れる心配はありません。 クリーニングパッド ウェットモップパッドとドライクリーニングパッドを自動認識します。
注: 再利用可能な洗濯可能パッドのオプション(別売)もご利用いただけます。清掃パターン 徹底クリーニング:3回往復。
ディープクリーニング:5回往復。
拡張クリーニング:1回往復床の種類 フローリング、積層床材、タイル、石材。 充電時間 最大2時間 自動充電&再開機能 搭載:75分間 タンク水追加再開機能 搭載: 水の補充を検知したら自動再開
ロボットがホームベース上にある時: 最大12時間待機します。
ロボットがホームベース上にない時:最大90分間待機いたします。壁を検知して壁際までしっかり清掃 ○ 段差の感知機能 ○ 終了後開始位置に戻る ○ 寸法 - 幅 269ミリ 寸法 - 高さ 88.9ミリ 重量 2.2 kg
ブラーバシリーズの最新作で、最も機能が充実した最高のモデルです。
※2024年12月現在
ジェットスプレーで家中の床のベタつく汚れやこびりついた汚れも隅々まで拭き掃除をしてくれて、最大60畳(約100㎡)までの部屋を水拭きしてくれます。
さらに、自動充電、自動再開機能が付いているので、全自動で拭き掃除をしてくれます。
マッピング機能で部屋の構造を記憶できて、専用アプリから指定した部屋だけを掃除、スケジュール機能で曜日指定の掃除をする事も可能です。
また、ルンバとの連携もできるので、ルンバの吸引掃除が終わったらブラーバを起動させる事ができるので、iRobotユーザーにはとても助かる機能です。
ブラーバジェットm6の掃除システム
- 部屋のマッピング方法
- ブラーバの掃除方法
- ドアを閉めてしまう解決策
次に、ブラーバジェットm6がどのように掃除をしているかを解説します。
掃除システムを理解しておけば、ブラーバジェットm6が不自然な動き方をしたときに異常を発見しやすいので、覚えておいて損は無いでしょう。
部屋のマッピング方法
ロボット掃除機を購入してまずやる事は、部屋のマッピングです。
暗闇でもセンサーによってマッピングできますし、起動音も静かなので、夜の就寝時にマッピングや掃除が可能です。
ですが、マッピングをするためには部屋の隅々までマッピングするために壁や家具にぶつかる事が多々あります。
ロボット掃除機は基本的に家具にぶつからないように設計されていますが、実際は何度もぶつかります。
我が家は、吸引掃除のロボット掃除機にElectrolux(エレクトロラックス)Pure i9.2を使用していますが、Electroluxはスウェーデンの老舗家電メーカーなので、アンティーク家具を傷つけないように特に気を付けているようで、確かにぶつかる頻度は少ないです。
マッピング後もぶつかる事がたまにありますが、掃除をするごとにAIが学習していくためか、ぶつかる頻度は少なくなりました。
ブラーバの掃除方法
一方、iRobotのブラーバですが、そして、ぶつかる強さがPUREi9.2に比べてけっこう強いです。
拭き掃除の効率化の為か、掃除の方法は部屋を一筆書きをするように掃除していきます。
その過程で家具にぶつかった場合はゆっくり動いて、家具や障害物の端をなぞるように移動していきます。
部屋の隅まで掃除してくれる機能なので、それ自体はありがたいんですが、問題が一つあります。
それは、部屋のドアを閉めてしまう事です。
実際に我が家での掃除の状況をご覧ください。
このように、ドアにぶつかってからゆっくり障害物を避けようとして、結果的にドアを閉めてしまいます。
我が家のドアは上部に衝撃防止が付いているので、ちょっとした隙間があると閉まりやすいです。
ドアを閉めてしまうと他の部屋の掃除ができず、充電台にも戻れないので、部屋で右往左往した後に充電が切れてしまいます。
ドアを閉めてしまう解決策
- ドアストッパーを置く
- ドアを固定する
- 進入禁止エリアを作成する
ブラーバジェットm6がドアを閉めてしまう場合、上記の対策をしてください。
1番簡単な方法は、「①ドアストッパーを置く」ことです。
①ドアストッパーを置く
ドアストッパーを置いておけば、軽くぶつかるくらいならドアが完全に閉まりません。
ただ、軽いドアストッパーだとブラーバがぶつかった際に外れてしまうので、再度ドアにぶつかった際に閉めてしまう恐れがあります。
(ブラーバは基本的に同じ部屋内を2周して掃除するので、2周目の掃除でもドアにぶつかります)
②ドアを固定する
絶対にドアを閉めないようにするには、ドアを固定するタイプのドアストッパーをするしかありません。
ただ、ドアと床にねじ止めをしないといけないので、賃貸住宅だとこの方法は使えません……
ドアに粘着してストッパーを固定するタイプなら使えるかもしれませんが、効果のほどは試していないので、保証しかねます。
③進入禁止エリアを作成する
部屋のマッピングを完了させておけば、ブラーバに侵入して欲しくないエリアを設定する事ができます。
操作方法:「iRobot Home」アプリより
マップ(マッピングしたマップを選択) → 「エリア」をタップ → 「進入禁止エリアを追加」をタップ → 禁止エリアを設定して「保存」(最低20cm×20cmの範囲)
こうする事でドアにぶつからず、ドアストッパーを置かずに掃除可能です。
設定後は、このように禁止エリア内へ立ち入らないようになります。
ただ、エリアが広すぎると掃除をする箇所が狭くなってしまうので、微調整が必要です。
エリア指定後、実際にブラーバを起動し、ドアを避けて掃除できるか確認しましょう。
部屋の段差を乗り越える方法
これは、3mmより高い段差(カーペットなど)に乗り上げないための対策ですが、段差が原因で部屋のマッピングができないと困りますよね。
- スロープを作る
- 押してアシストする
- 敷居の場所を設定
その場合、上記の対策をする事で6mmまでの段差を超えられます。
我が家の脱衣場は段差が3mm以上あるため、上記の対策で乗り越えられるようにしました。
段差が原因で部屋のマッピングができない人は参考にしてください。
①スロープを作る
まず対策として、スロープを作成してブラーバを通りやすくしました。
(厚紙をマスキングテープで貼り付けてます)
しかし、なんとかブラーバが通れるようになりましたが、2回に1回は段差を乗り越えてくれない状態だったので、最終手段を取りました。
②押してアシストする
どうしても通ってくれない時は、最初のマッピング時だけブラーバを手で押してください。
コツは、ブラーバが段差を乗り越えようとする瞬間に手で押します。
まずマッピングをしないと6mmの段差を超える設定ができないので、マッピングが上手くいかない場合は手で押す方法を試してみてください。
③敷居の場所を設定
マッピングが完了すると、敷居の場所を設定できます。
操作方法:「iRobot Home」アプリより
マップ(マッピングしたマップを選択) → 「敷居の場所」をタップ → 「敷居の場所を追加」をタップ → 敷居の場所を設定して「保存」(最低60cm×60cmの範囲)
この操作をする事で、ブラーバに段差があるという認識をさせて、6mmまでの段差を乗り越えてくれます。
ただ、マッピングの際に手で押してアシストすると、マッピングが実際の部屋から少し変形する場合があります。
我が家の脱衣場は長方形の形をしていますが、マッピングでは長方形の形が少し歪になっています。
これはおそらく、手で押したことでマッピングが上手くいかなかったからだと思います。
ただ、実際のは部屋の隅々まで掃除をしてくれるので、少々のマッピングのずれは問題ないです。
絨毯・畳の掃除はできる?
吸引掃除のロボット掃除機と違い、ブラーバは拭き掃除のロボット掃除機なので、絨毯(カーペット)や畳の掃除には不向きです。
前述の通り、絨毯には段差があると乗り上げないような仕様になっているので問題ありませんが、畳のある和室には乗り上げる可能性があります。
和室の掃除をブラーバにして欲しくない場合は、「進入禁止エリア」に設定してください。
操作方法:「iRobot Home」アプリより
マップ(マッピングしたマップを選択)→「エリア」をタップ→「進入禁止エリアを追加」をタップ→禁止エリアを設定して「保存」(最低20cm×20cmの範囲)
樹脂畳の場合
一方、同じ畳でも樹脂素材の畳の場合、多少濡れても問題ありません。
普通の畳でも、水拭き掃除をした場合は後で乾拭きをすれば問題無いので、クリーニングパッドをウェットからドライに変えて乾拭き掃除すればOKです。
我が家は樹脂畳を使用していますが、特に痛んでいる様子はありません。
写真ではちょうど洗浄液を噴射させている所を撮影しましたが、噴射痕はブラーバが通ると綺麗に消えます。
掃除は1日おきにしていましたが、畳が傷んでいる様子はありませんでした。
ちなみに、我が家では代用品の洗浄剤を使っています。
代用品であれば、正規品より約600倍お得でおすすめ!
クリーニングパッドのメンテナス方法はこちら。
ブラーバジェットm6のメリット
- 部屋の隅々まで掃除してくれる
- 床が常に清潔な状態になる
- 駆動音が静か
- スケジュール機能で好きな時間に掃除してくれる
- 吸引用ロボット掃除機との組み合わせで床掃除の必要なし
ブラーバ―ジェットm6を実際に使用して感じたメリットは、上記の5つです。
最大のメリットは、掃除の手間が省かれることですが、ブラーバを導入してから掃除がとても楽になりました。
部屋の隅々まで掃除してくれる
ブラーバジェットm6は、部屋の隅や家具の脚周りなど、人が掃除しにくい箇所にも入り込んで掃除します。
専用の精密なセンサーにより、部屋の形状を学習して効率的に動き回り、見落としがちな隅や壁際もきれいに拭き取ります。
手作業では難しい細部の掃除も、自動化することで手間を大幅に削減できるのは大きなメリットでしょう。
床が常に清潔な状態になる
ブラーバジェットm6は水拭きと乾拭きの両方に対応しており、ホコリやこぼれた液体、目に見えない汚れまでしっかりと取り除きます。
洗浄液によって頑固な汚れも手軽に除去可能で、定期的な使用により、床をいつも清潔な状態に保てるため、特に小さなお子さんやペットがいる家庭には最適です。
手間をかけずに清潔な住環境を保つことができ、健康的で快適な生活を過ごすことができるでしょう。
駆動音が静か
家族がリラックスしている時間帯や、夜間でも気兼ねなく使用できるため、生活のストレスを軽減します。
他の掃除ロボットと比べても動作音が目立たないため、音に敏感なペットや赤ちゃんがいる家庭でも安心でしょう。
さらに、在宅ワーク中やテレビ鑑賞中でも作業を邪魔されることなく、快適に利用できます。
スケジュール機能で好きな時間に掃除してくれる
ブラーバジェットm6は専用アプリを使って、掃除のタイミングを自由に設定できます。
仕事中や外出中に掃除を済ませることで、帰宅時にはピカピカの床が迎えてくれます。
また、曜日や時間帯に応じて細かいスケジュールを立てることも可能なので、自分の都合の良い時間帯に設定して掃除して貰いましょう。
吸引用ロボット掃除機との組み合わせで床掃除の必要なし
ブラーバジェットm6を吸引掃除機型のロボット掃除機と併用することで、掃除の手間が大幅に軽減されます。
例えば、吸引掃除機がホコリやゴミを吸い取った後、ブラーバジェットm6が水拭きで仕上げるという分担が可能です。
この連携により、床掃除が完全に自動化されるため、空いた時間を趣味や家族との時間に使えるようになることが大きなメリットでしょう。
ブラーバジェットm6のデメリット
- クリーンパッドを掃除する手間が掛かる
- ブラーバが入れない隙間は掃除してくれない
- 家具に強くぶつかる
- 高い段差は登れない
- ドアを閉めてしまう
- 公式洗剤の値段が少し高い
ブラーバジェットm6のデメリットは上記の6つです。
時間を節約したいと考える方は間違いなく購入した方が良いですが、掃除のために費用を掛けたくない人にはオススメできません。
また、掃除範囲の操作や設定に少し手間取るデメリットもありますが、1度設定してしまえば自動で掃除してくれるので便利です。
自分の部屋の掃除基準を考えて、購入を検討してください。
クリーンパッドを掃除する手間が掛かる
ブラーバジェットm6の清掃後、使用したパッドを洗う必要があります。
特に汚れがひどい場合には、しっかりと洗浄しなければ汚れが落ちません。
一方で、使い捨てパッドを使用すると洗浄の手間は省けますが、継続的なコストが掛かる点がネックです。
これらを手間と感じるか、清潔さを保つ必要経費と考えるかで評価が分かれますが、床掃除を自分でする手間を考えると、パッドだけ洗濯する方が簡単でしょう。
クリーンパッドのメンテナンス方法はこちら。
ブラーバが入れない隙間は掃除してくれない
ブラーバジェットm6は部屋の隅々まで掃除してくれる一方、家具の下や狭い隙間など、ロボットのサイズが原因で入れない場所には対応できません。
特に、高さの低いソファや収納家具の下などは、人力で補助する必要があります。
このような隙間掃除には、手動の掃除用具や他のロボット掃除機を併用してください。
また、ブラーバが掃除できるように、部屋の片づけをしましょう。
家具に強くぶつかる
ブラーバジェットm6はセンサーで障害物を検知しますが、速度を緩めることなく家具にぶつかる場合があります。
特に軽量の家具や繊細な装飾品がある場合、位置がずれたり傷ついたりする可能性ががあるので注意してください。
対策として「柔らかい素材のクッションを家具の足元に取り付ける」、「進入禁止エリアを設定する」などの対応をすれば、ある程度被害を抑えられるでしょう。
高い段差は登れない
ブラーバジェットm6は、低い床の敷居は越えられますが、高さ3mm以上の段差には対応できません。
そのため、段差の多い家や、フロア間の移動が必要な場合には適応が難しくなります。
ただし、上記に書いた対策をすれば、6mm以下の段差なら超えられます。
それ以上の段差に対応することは難しいので、「手で持ち上げて掃除する」「ブラーバを2台以上設置する」等の対応をして掃除してください。
ドアを閉めてしまう
ブラーバジェットm6は稼働中にドアを閉めてしまい、部屋に閉じ込められることがあります。
部屋に閉じ込められると他の部屋の掃除ができないため、掃除効率が低下してしまいます。
このような状況を防ぐため、ドアストッパーを使用するなどの対策をしてください。
詳しい対策方法はこちら。
公式洗剤の値段が少し高い
ブラーバジェットm6で使用する公式洗剤は、汚れの除去効果が高い反面、価格がやや高めです。
なので、ランニングコストが気になる人は負担に感じるでしょう。
ただし、代用品を使用すれば公式洗剤より約600倍お得なので、費用を抑えたい人はこちらを参考にしてください。
【まとめ】ブラーバジェットm6は便利な床拭きロボット!
ブラーバを我が家に導入して数年経ちますが、毎日床が綺麗な状態なのはとても快適で、購入して本当に良かったと感じています。
段差は最大6mm以下まで乗り越えられますが、適切にマッピングしない上手くいかないので、こちらを参考に設定してください。
デメリットのランニングコストですが、ブラーバは専用の洗浄剤を使用するので、この洗浄剤を定期的に購入しないといけません。
ですが、洗浄剤の代用品ならランニングコストを抑えられます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
我が家のロボット掃除機のご紹介はこちら↓
ブラーバm6の洗剤を代用する方法(ランニングコストの節約方法)はこちら↓
メンテナンス方法はこちら↓
よろしければクリックで応援お願いします。
人気ブログランキング