皆さんこんにちは!妻のしろです
もういくつ寝ると新年ですね。
今年は自分としては本当によく本を読みました。
今回は私の2021年に読んだおすすめ本をご紹介します。
あくまで私が2021年に読んだ本であって、出版や発売が今年のものというわけではありませんのでご了承ください。
2021年読んでよかった本
何冊か気に入った本があり、ナンバーワンを決められなかったので5選ご紹介します。
「ゼロ・ウェイスト・ホーム」 ベア・ジョンソン
2016年9月発売 352ページ。
この本はゴミを出さない暮らし=ゼロ・ウェイストを実践している作者がその暮らしぶりを書いた本です。
有名な本なのでご存知の方も多いと思います。
352ページと見た目もかなり分厚いのですが、写真や絵、日用品のレシピなどさらっと読めるところも多いです。
私は子育て編は参考にしない(我が家は夫婦ふたり暮らし)ので、流し読みしました。
私は今年になってから家の片付けにハマり、暮らしの見直しをしてきました。
まだ思うように整頓された家になったとは言えませんが、物を厳選していくなかで環境に配慮することやゴミを出すことの問題について気になるようになり、この本はそんな気持ちを後押ししてくれました。
すぐにこの作者のようなゴミを出さない暮らしにはなれませんが、コツコツと続けることが地球環境を守ることにつながると思います。
私はまだまだ始めたばかりですが、新しく買わず今あるものを使い切る、プラスチックフリーなものを積極的に選ぶ、タダであっても不用品は断るなど、小さな取り組みですが心がけています。
また、古本を寄付したり、フードドライブにも参加してみました。
捨ててしまえばゴミになってしまいますが、誰かのもとで活用されているとうれしく思います。
「姑の遺品整理は、迷惑です」 垣谷美雨
この方の本は何度か記事にもしましたが、今年映画化された「老後の資金がありません」の作者の方です。
5冊ほどこの作者の本を読んだのですが、なかでも一番好きなのはこの本です。
作者の本は軽快でさくさく読める本ばかりなのですが、この本は遺品整理というテーマでありながら感動的な話で、自分や親のことを考える機会にもなりました。
詳しくはこちらに記事にしています。
ぜひ読んでみてください↓
「老後資金のちょこっとスマートやりくり術」 保坂隆
2018年発売 212ページ。
この本はその名の通り、シニア向けのお金や生活の工夫について書かれた本です。
私は30代なので老後を考えるにはさすがに早すぎるのですが、自分の親がシニア世代になってきたので読んでみました。
老後というと健康やお金、孤独など不安になってしまう要素ばかりが目に付きますが、何事も心がけ次第で毎日楽しく生活できます。
第2の人生を謳歌している人たちの例を見てみると自分の将来にも希望が持てそうと思いました。
限られた人生だからこそ自分の好きなことをして生きていきたいものです。
気が早すぎますが、老後は今と違う街に引っ越して、夫と再スタートを切る事が夢なので、今から楽しみにしています。
「昨日の海は」 近藤史恵
この本も以前に記事にしています。
そちらに詳細に書いているのですが、高校生の少年が祖父母の死の真相を追うお話です。
予想外な結末に惹かれました。
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」 米原万里
2004年発売 301ページ。
この本は作者が幼少期にチェコのソビエト学校にいたころの経験を書いたノンフィクション作品です。
出身国の違う3人のクラスメートについてのエピソードが書かれています。
私は世界史に疎くて登場する国の位置関係や政治的関係を理解していなかったのですが、この本を読んで興味が湧き、ネットで調べたりYoutubeでまとめた動画なども参考にしました。
世界情勢が複雑化していた時代で子どもながらに自分の状況を理解し、祖国を愛し信じていた様子が描かれています。
この本にはユーゴスラビアのクラスメートのエピソードも出てくるのですが、この本を読んで以前読んだ本を思い出し、読み直しました。
米澤穂信「さよなら妖精」
以前紹介記事を書いた「王とサーカス」の主人公の太刀洗万智の過去のお話です。
この2冊は別々に読んでも、ストーリーは分かるようになっています。
ユーゴスラビアから来た女の子と知り合った高校生のお話です。
私は米澤穂信さんは青春ミステリよりこういった社会派なテーマのものが好きです。
まあこれも高校生というと青春なのかな?
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」と合わせて読んでみると、よりユーゴスラビアについて学ぶことがあると思います。
来年にぜひ読みたい本
「テスカトリポカ」 佐藤究
こちらは今年の直木賞を受賞した作品です。
クライムノベル(犯罪小説)だそうで、異色の直木賞作品と話題になりましたね。
ぜひ読みたいと思い図書館で予約したのですが、なんと70人待ち!
560ページとページ数も多いので、順番に時間がかかりそうです。
ですが、忘れた頃に予約の順番が来たら嬉しいんでしょうね。
「黒牢城」 米澤穂信
上述で紹介した米澤穂信さんの5冠を達成した話題の本です。
・「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン2022年1月号)国内篇 第1位
・週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2021 年12 月9 日号)国内部門 第1位
・『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 第1位
・『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング 第1位
・第12回山田風太郎賞受賞
戦国時代が背景のミステリ小説だそうで、どんな内容なんだろう?
歴史小説はまったく読まないのですが、米澤さんの作品とあっては読んでみたいです。
今年は読書がはかどりました
読んだ本の総数は…
今年読んだ本は新規に63冊、再読が11冊、合計74冊でした。
読書家の方からみると大した数ではないでしょうが、比べるものではないですからね、自分では読書に励んだ一年になったと思います。
再読本は実家に置いていた本を読み直したものがほとんどで、だいたいは手放してしまいました。
10年近く前に好きだった本を読むと、今と感じ方が違うと思いました。
テンションについていけなかったり(10代のころの好みはやはり若かったですね)、わくわくした気持ちで読めなかったり…。
好みは変わるものですね。
来年の目標
来年の目標はとりあえず80冊。
微々たるものですが、今年を超えられるようにしたいです。
また私は作者読みがほとんどなので、新規開拓して幅広いジャンルに触れたいと思います。
小説ばかり読んでいたのですが、電子書籍で本を探していると目についたものを読むようになって自己啓発や知識本なども読むようになりました。
電子書籍は省スペースなだけでなくこういった効果もありますね。
ここ1ヶ月は朝活を続けています。
15分いつもより早く起きて、朝に読書の時間を設けています。
なんだか一日のいいスタートを切れる気がして気分良くなれます。
これによって12月は8冊読めました。
よろしければクリックで応援お願いします。
読書日記ランキング