老後のための貯金、生活方法を考えていますか?
年金だけでは老後の生活が豊かに暮らせないと言われている、いわゆる「2,000万円問題」ですが、人によっては3,000万円、それ以上必要であるとも言われています。
この記事を書いている私も、老後に不安を感じて老後資金の対策をしたいと考えていますが、何から手を付けて良いのか分からないですよね。
そこで、お金について学ぶために「資産形成のセミナー」に行ってきました。
セミナーを受講した体験談、感じたことを紹介するので、これから資産形成をしたい方、セミナーを受講してみたいと考えている方は参考にしてみてください。
CRAZY MONEY(クレイジーマネー)セミナー
CRAZY MONEY(クレイジーマネー)セミナーとは?
今回、受講したセミナーは「CRAZY MONEYセミナー」というセミナーです。
不動産業を営む「株式会社TAPP」という会社が開催しています。
お金についてのセミナーではありますが、不動産会社が開催しているセミナーなので、「不動産投資」についての内容が多いです。
セミナーで教わる内容
- 資産運用の方法
- 不動産投資の方法
- 不動産投資のメリットデメリット
セミナー内容
資産運用について
■人生の3大資金
・教育:一人1,500万円
・住宅:年収6~7倍
・老後:2,000万円
合計7,000万円※子供一人、年収500万円×7倍で計算
人生では上記の3大資金が必要になってきます。
合計すると約7,000万円にもなりますが、人によってはさらに必要になってくるでしょう。
会社員として働くだけでは、3大資金を貯めるだけでも精一杯になる方も多いんじゃないでしょうか?
そこで、資産運用をして3大資金のために備えようという内容でした。
資産のつくり方
- 分身をつくる(お金に働いてもらう)
- リスクとリターンの関係
- 長期・分散・積立
①分身をつくる(お金に働いてもらう)
お金は持っているだけでは増えたり減ったりすることはありませんが、貯金をすれば利子として少しだけ増えてくれます。
ただ、大手銀行の定期預金であっても利子は0.002%。
100万円を預けていても年間20円しか増えません。
そこで、株式にお金を預けてあげるとどうでしょうか?
10万円で買った株が倍の20万円になることもありますし、さらに増える事もあります。
お金は株など投資商品に預けてあげると、自分が働かずとも、お金自身が働いてくれるので、適正な投資商品を選びましょう。
②リスクとリターンの関係
お金が働いてくれるのは良いですが、適正な場所に預けてあげないと、逆に損をすることもあります。
例えば、10万円で買った株が値下がりして5万円になることもあれば0円になってしまうこともあり得るでしょう。
リスクが大きければ、得られるリターンも大きいですが、同じくらい失う確率も大きいです。
自分が許容できるリスク内で投資をすることが大事ですね。
③長期・分散・積立
株式投資は、「長期」に株を保有して、数多くの株に「分散」投資して、少しずつ「積立」投資することが基本です。
これは「ドルコスト平均法」と言われる手法で、リスクを抑えつつ、最大のリターンを得るためのテクニックですが、どのような商品を購入するかによって結果が変わってきます。
また、「株式」、「債券」、「不動産」など、投資商品は様々なので、何を選んだら良いのか初心者には分かりませんよね。
セミナーでは、「不動産投資」をメインに教えて貰いました。
不動産投資
- 人口増加している都心部で買う(人口統計表で確認)
- 単身者の増加→単身向けの物件を狙う
不動産投資は「都心・新築」物件であるほどリスクが少なく、「地方・中古」物件であるほどリスクが高いようです。
なので、リターンは少ないですが、リスクを抑えて始めるには「都心・新築」物件であり、日本は高齢化や未婚者の人数がこれから増える事が予想されるので、「単身向け」物件を狙うと良いのではないか、と教わりました。
不動産投資のメリットデメリット
- レバレッジ効果
- 生命保険効果
- インフレ対策
- 老後対策
- 節税効果
①レバレッジ効果
金融用語でレバレッジとは、借入金を利用して投資をすることであり、不動産投資ではお金を借りてから物件を購入する場合が多いです。
自己資金以上のお金を使って投資をするのでリターンも大きくなり、早期から儲けられる場合もあります。
②生命保険効果
もし契約者が死亡してしまった場合、団体信用生命保険(団信)に加入していればローン返済が無くなり、遺族に投資物件が相続されます。
残された家族には家賃収入が入ることになるので、大きな財産となるでしょう。
③インフレ対策
インフレとは、「モノの価値が上昇」して「カネの価値が下落」する状態です。
「モノの価値が上昇」すると、不動産価格が値上がりして売却するのに有利になり、「カネの価値が下落」すると、価値を補填することを理由に家賃の値上げができるケースがあります。
世界情勢によって物やお金の価値は常に変動するので、変動時にもお金を生み出せる資産を持っていることは強みになるでしょう。
④老後対策
定年後に仕事を辞めた場合、年金だけだと生活が苦しい人もいるでしょう。
そこで、不動産からの家賃収入があれば、老後の生活の足しになります。
また、投資用物件であっても、自分が住むこともできるので、高齢者だから賃貸が契約できないというケースを回避することもできますね。
⑤節税効果
修繕費が高額になってしまったり、部屋が空室になってしまった場合など、不動産投資をしていると損をしてしまう場合もあるでしょう。
その際には、確定申告で「損益通算」をすると、ある程度の税金が控除されます。
また、不動産経費の調整によって本業の年収を下げ、納める税金額を節税できる場合があり、収入が多い人ほど有利に働きます。
- 収入性
- 修繕
- 金利上昇
- 自然災害
①収入性
物件の築年数が古くなる毎に、家賃を下げないと入居者が住んでくれなくなるので、家賃収入は基本的に減少していきます。
また、空室になると家賃収入は0円になるので、入居者を確保するための値下げをする必要もあるでしょう。
なので、契約当初の家賃をずっと貰い続けるのは難しいと言えます。
②修繕
物件の設備、床・壁紙の張替え等の費用が定期的に掛かります。
破損内容によっては入居者に負担して貰える場合もありますが、基本的には大家が負担しなければいけません。
③金利上昇
金利が上昇局面になると、借入金の金利も上昇するので、返済額が増えてしまいます。
借金が多ければ多いほど、数%の金利上昇で負担も多くなるので、ある程度の金利の変動を意識した借入金額にしましょう。
④自然災害
地震や火災など、天災によって物件が壊れてしまう場合もあります。
ただ、物件を購入する際は保険に加入することが一般的なので、破損してしまったとしてもある程度はお金が戻ってきます。
自然災害はいつ起こるか読めないので、保険には加入しておくことが妥当でしょう。
まとめ
- 明確な目標設定から始める
- 税金のしくみを知って節税
- 今からできる事を勉強して実践を
投資は、「いつ」までに「どれくらい」の金額が必要なのかを設定することが大事です。
例えば、「老後」までに「2,000万円」を用意したいのであれば、自分の年齢から逆算してあと何年で何円必要なのかが分かります。
若い方であれば「長期・分散・積立」投資をすれば達成できますし、決して無謀な投資ではありません。
また、不動産投資での節税効果など、税金のしくみを知っておくことは蓄財する上で必ず必須になります。
お金についての勉強は、あなたの資産形成をするために避けては通れません。
まずは、自分にできるところから始めてみましょう。
セミナー後に個人面談
セミナーが終了した後、希望者はセミナーを開催している株式会社TAPPの方と個人面談ができます。
あくまで希望者のみなので、無理に面談を迫られることはありません。
私はセミナーを受けた当時、不動産投資に興味があったので、後日に面談をして貰うことにしました。
その後の面談での出来事は、以下の記事にまとめているので興味のある方はご覧になってみてください。
セミナーを受講した感想
不動産投資はリスクが高い?
セミナーを受講する前は、全体的な資産運用の方法を教えて貰えるのかなと思いましたが、不動産投資を勧めるためのセミナーという感じであったため、他の投資商品の株や債券などの話はおまけ程度といった感じです。
そもそも無料のセミナーなので、開催している不動産会社(不動産投資)の宣伝を加味した内容になるのは当然と言えるでしょう。
私は、不動産知識がほとんど無かったので、教えて貰う内容は素直に勉強になりました。
なので、不動産投資について勉強したい方にとっては良いセミナーだと思います。
不動産投資には前々から興味があったので、実践してみたいと思ってました。
セミナー終了後、会社の方と個人的にも相談に乗っていただたので、
という気分になりますし、受講者、不動産会社のどちらにもメリットがあるんじゃないでしょうか。
ただ、不動産投資は借金からスタートするので、リスクが高いようにも感じました。
初心者がいきなり大きな借入金を抱えるというのはストレスにもなりますし、自分のリスク許容度が分かっていないうちにやるのは危険でもあります。
不動産投資をしたことが無い方で、それでもやってみたい方は、不動産会社の方の話をよく聞いた上で、慎重に判断してください。
終わりに
不動産投資のセミナーを受講した後、結局私は不動投資をしていません。
辞めるに至るまでは、3ヵ月くらいの期間で不動産会社の方と何度か面談して検討した結果なので、色々と紆余曲折ありました。
ただ、これは私が検討した結果であって、人によっては不動産投資をした方が良い人もいます。
自分で考えて決めることが大事なので、これから不動産投資をしたい方は、必ず自分の判断で投資するかどうかを決めてください。
不動産会社の方と面談した記録は、こちらの記事にまとめています。
不動産会社の方と相談をしたいと思っている方は、参考にしてみてください。
セミナーは定期的にウェビナーを開催しています。
セミナー参加者にギフト券などのプレゼントが貰える場合もあるので、興味のある方は申し込んでみてください。
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