皆さんこんにちは!妻のしろです
今回は最近読んだ本をご紹介します。
いつかは行ってみたい、憧れのフランスの暮らしについての本と、映画の原作小説など4冊をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
読んだ本紹介
フランスの小さくて温かな暮らし365日ー大切なことに気づかせてくれる日々のヒント
この本はフランス在住の日本人の方がフランスパリの生活や風習、伝統、食文化、芸術などについて紹介してくれる本です。
1年間365日のテーマが書かれていて、前から読まなくても季節に合わせたページを読むのも楽しいです。
載っている写真も趣があり、映画の1シーンを切り取ったようです。
私はフランス映画というとアメリしか知らないのですが、好きな人にはたまらないでしょう、名場面にちなんだ町並みなども紹介されています。
読書時間をまとめてとって読むより、すきま時間や休憩の際にコーヒーをお供に読みたくなります。
図書館で借りたのですが、手元において繰り返し読んで長く楽しみたくなる本です。
パリに行くのは私の人生の目標の一つなのですが、その際にはこの本を読み直して紹介されていた場所や食べ物を堪能したいと思いました。
今は叶わないフランス旅行の夢を膨らませてくれます。
いつかパリに行く日を夢見て…
綿矢りさ「私をくいとめて」
おひとりさまのアラサー会社員みつ子の脳内には相談役のAが存在しており、なにか困ったときにはいつもAが正しいアンサーをくれる。
今まで人間関係も身の振り方もAのすすめるとおりにしてきた。
Aのいうとおり、取引先の多田くんと恋愛をしてみるべきだろうか?
この作品は映画を先に見てから、この原作を読みました。
女優ののんさんの演技や原作に沿った演出も素晴らしかったのですが、好みで言うと私は小説のほうが好きです。
自分で本で読んでいると、主人公みつ子の心の声やAとのやりとりがよりあるある~感満載で感じられるのです。
私も一人ででかけたときには周囲を観察していたり、隣の席の人の会話に勝手に頷いていたりします。
世間の目が気になりつつも恋愛も仕事もぼちぼちでいいか…というアラサーの心理を描いた作品になっています。
奥田英朗「ガール」
こちらも30代のシングル女性を描いた短編小説集です。
30代といえば、子どものころにはおばさんだと思っていたのに、いざ自分がその歳になってみるとちゃんとした大人になったと言えるのか?
おばさんとは認めたくない!
でも若作りの痛い人とも思われたくない…。
私はいつまでガールでいられるだろうか?
独身でもマンション購入しちゃおうか?
そんなキャリアウーマンの、年齢と恋愛と仕事との葛藤を書いた本です。
私はキャリアウーマンではないですが、わが道を行く!とはなりきれない女性の思いに大変共感しました。
どのストーリーも女性たちに元気を与えるお話になっています。
桜木紫乃「ホテルローヤル」
第149回直木賞受賞の、累計発行部数100万部を誇る作品です。
北海道の釧路にあるラブホテル「ホテルローヤル」が舞台の短編小説です。
ホテルローヤルの30年を利用客、経営者や従業員、地域の人々を通して描いています。
それぞれの登場人物にさまざまな背景があり、人それぞれのドラマがあります。
時系列はバラバラに書いてあるので、読み終わったらもう一度読み返したくなる工夫が感じられます。
ラブホテルが舞台とはなっていますが、基本的にどこか薄暗い雰囲気です。
作者の桜木紫乃さんの実家をモチーフにされているそうです。
ちなみにこちらの作品は映画化もされています。
この雰囲気がどのように映像化されているのか、少し気になります。
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