皆さんこんにちは!妻のしろです
今回は、最近読んだ本をご紹介しようと思います。
ドキドキのサスペンスストーリーと家族がテーマの作品などを紹介しています。
ぜひ本探しの参考にしてみてください♪
ドキドキのスリルを求めている方に
奥田英朗「ナオミとカナコ」
自分の希望にそぐわない職場で働くOLの直美は、親友の加奈子が夫からDVを受けていることを知る。
かつての両親と重ね合わせ、DVを許せない直美は加奈子の夫を「排除」することを持ちかける。
親友の関係は共犯者という関係にかわってゆく。
438ページというボリュームのある内容ですが、とても面白くてすぐに読破してしまいました。
直美と加奈子の心理描写や状況説明なども過不足なく書かれていて、すんなりを読むことができました。
読み進めるごとに直美と加奈子に感情移入してしまい、さながら自分も共犯者のように感じてしまいます。
ラストの展開はまさに手に汗握りました。
ちなみにこちらの作品は2016年にドラマ化もされています。
なかなか人気の作品だったようですね。
現在はFODプレミアムで配信されています。
我が家は加入していないので見られなくて残念…。
こちらもぜひ合わせてどうぞ。
中山七里「連続殺人鬼カエル男」
マンションの13階からフックで吊り下げられた女性の全裸死体を皮切りに、カエル男の連続殺人事件は幕を開けた。
第二、第三と続く猟奇的な殺人事件に、世間はパニックに陥っていく。
無慈悲な殺人鬼カエル男の正体とは?
驚きのどんでん返しストーリーです。
こちらは第八回「このミステリーがすごい!」大賞にノミネートされた作品。
惜しくも受賞は逃しましたが、当時は話題にもなったようですね。
最後まで目が話せないストーリーと、心神喪失者の責任能力に関する刑法39条を扱った深いテーマがあります。
ストーリーは面白かったのですが、グロテスク描写と暴力シーンが執拗なほどに長く、その手のものが苦手な人にはちょっとしんどいかもしれません。
また、後味が悪く終わるので、そういったところも読む人を選ぶかもしれません。
続編の「連続殺人鬼カエル男ふたたび」という作品もあります。
今作の時点でオチのきりがよかったので、続きはどう始まるのかと気になるところですが、グロやバイオレンスはちょっと食傷気味…。
気分が乗ったら、そのうち読もうと思います。
家族にまつわる物語を求めている方に
寺地はるな「大人は泣かないと思っていた」
九州の田舎町の農協で働く時田翼は父親と二人暮らし。
母親は11年前に出奔してしまった。
時田とひょんなことから出会うことになった小柳レモンもまた、複雑な家族関係を持っていた。
家族のあり方は各家庭や時代によって変わってゆくもの。
人生や身近にいる人を大切にするきっかけになる本かもしれません。
この作者の方の本は初めて読んだのですが、穏やかな雰囲気が好みでした。
また他の作品も読んでみようと思います。
宮西真冬「誰かが見ている」
千夏子は思い通りにならない育児に疲れ、我が子に辛く当たる日々を送っていた。
「どうしてうちの子は、よその子のようにできないんだろう?」
「この子は間違って私のもとにやってきた。」
そんな気持ちを抱く千夏子は、虚栄心を満たすために幸せな育児ブログを偽っていた。
4人の悩める女性たちの視点から物語は進み、登場人物たちは少しずつリンクしてゆく。
他人から羨ましく見える家族にも、よそには言えない秘密や悩みがあるもの。
家族それぞれのあり方について考えさせられるストーリーになっています。
女性特有の見栄やマウントがふんだんに散りばめられた作品です。
私は子どもがいないので、ママたちの悩みに共感できるわけではありませんが、子育て世代の方には恐ろしいような楽しめるような作品だと思います。
もちろん該当しないかたにも、女性たちの心理や物語の絡まり具合は楽しめると思います。
「今ある幸せってなんだろうか?」
そう考えさせられるかと思います。
本屋さんは情報の宝庫
私は普段ネットや図書館で本を選んでいるのですが、自分の好みや作家が偏りがちになってしまいます。
書店では店内を見て歩くだけで、書店員の方の工夫によって手に取りたい本がたくさん置かれています。
購買意欲のそそられる上手なアピールで気になる本がいくつか見つかりました。
本好きには眺めているだけでも楽しめますね。
書店のラインナップを見る限り、最近は韓国エッセイブームなのですね。
知りませんでした。
普段はネット派の方も、たまには本屋さんを覗いてみてはいかがでしょうか?
出典:梅田 蔦屋書店
ちなみに、私が行ったのは大阪梅田のルクアイーレ蔦屋書店です。
ワンフロア使った大きな店内は見て回るだけで楽しめます。
併設のスタバでブックカフェ利用をするのがちょっとした憧れです
近畿圏にお住まいの方はぜひ行ってみてください。
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読書日記ランキング
記事を読ませていただきました。
読書は好きですが、いつも好きな作家さんのものに偏ってしまうので、参考にさせていただきます。
読んでいただきありがとうございます。
参考になったようで嬉しいです。
拙い文章ですが、これからも参考にしていただけるように書いていこうと思います。