皆さんこんにちは!妻のしろです
お盆休みに突入したという方も多いのではないでしょうか。
時間があるときにはぜひ読書を!ということで、最近読んだ本をご紹介します。
次の本探しの参考にしてみてください。
家族がテーマの作品
群ようこ「子のない夫婦とネコ」
表題の「子のない夫婦とネコ」や、「年の差夫婦とイヌとネコ」などのタイトルどおりの家族がでてくる短編集です。
動物との生活が生きがいになっている老後や、動物が取り持って家族が一体になれる様子が描かれています。
私は動物は大好きで、いつか家族に迎えたいと考えていますが、こういう動物との関係はあこがれるなあと思いました。
ペットがいる人も、そうでない人も楽しめる小説です。
とても読みやすく、ほっこりした気持ちになれるのでおすすめです
桜木紫乃「ふたりぐらし」
元映写技師の夫・信好は映画脚本家の夢を追い続けるため定職につかず、年下の妻・紗弓の稼ぎに頼っている。
甲斐性がないことの後ろめたさから、紗弓に本音を打ち明けることもできない。
一方の紗弓も将来性のない生活の不安や子どもを望んでいること、両家の親についての悩みなどを夫に相談できず、一人で抱え込んでしまう。
幸せを望んで一緒になったはずなのに、お互いの気持ちを言い合えないふたり。
夫婦とは、家族とは何かを描いた小説です。
私事ですが、私も紗弓と同じように母親との関係に悩み、会うのがしんどいと感じています。
そんなとき父に気持ちを打ち明けたらどう返してくれたのだろうか。
少し自分と重ねてしまうところもありました。
松田青子「自分で名付ける」
こちらは未婚で子どもを産むことを選択した作者の、妊娠、出産、育児に関するエッセイです。
結婚制度の不可解さや妊婦や子持ちへの世間の風当たりなどを、本人の経験をもって赤裸々に描いています。
失礼ながら、キラキラしていない妊婦や育児ライフは、子なしの私にも抵抗なく読めました。
現在育児中のかたもそうでないかたも面白く読める内容で、また、潜在的な妊娠や育児についての偏った視点について気づかされるところがあると思います。
仕事がテーマの作品
津村記久子「この世にたやすい仕事はない」
新卒から14年務めた仕事を燃え尽き症候群のため退職した主人公は、職業安定所でさまざまな仕事を紹介される。
「小説家を隠しカメラで監視する仕事」
「ローカルバスのアナウンスの原稿作成」
「おかきの袋に関する仕事」
など、一風変わった仕事ばかり。
最初は仕事内容が明確に理解できず戸惑う主人公だが、やがてやりがいを感じ、のめりこんでいく。
仕事を転々とすることで職業を通した社会的な自分の居場所を探す、まさに仕事がテーマの小説です。
読んでいるときは「この仕事なんだろう?」と主人公と同じように感じるのですが、全編を通して読むと、上手な作品だなあと思いました。
案外ボリュームがあるので、時間のある休み中にはおすすめです
堀江貴文「多動力」
多くの著書を出版しているホリエモンですが、その中でも一番知名度のあるビジネス書です。
ホリエモンの持ち味である多動力とは何か、それをビジネスにどう生かすのか、今後のビジネスはどう変わっていくのかを書いたものです。
トピックスがわかりやすく簡単にまとめてあり、時間をかけずに読むことができます。
2017年に発売された本ですが、コロナを経た現代にとても当てはまる内容になっており、先見の明に優れた人なんだと感心させられました。
この人だから叶う働き方だよなあ、とは感じつつも、学ぶところの多い内容でした。
仕事を要領よくこなしたい、働き方改革を考えている人のはおすすめの本です。
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