今回は初めてヘアドネーションをした記録を書きます。
ヘアドネーションにチャレンジするか迷っている、そもそもヘアドネーションってなに?という方は参考にしてみてください。
ヘアドネーションとは?
寄付された髪で医療用ウィッグを作ること
ヘアドネーションとは小児がんや白血病などの病気で髪を失った子どもたちに対し、医療用ウィッグを無償提供することです。
一般的なウィッグは大人用のものが多く、また値段も高価でなかなか子どもでは購入が難しいです。
また、髪の毛がないことで「人と会いたくない」、「学校に行きたくない」といった悩みを抱えることも多いです。
そんな子どもたちの助けになれるようにと活動をしているヘアドネーション団体に切った髪の毛を送り、医療用ウィッグ作りに活用されます。
寄付する髪の毛の条件は?
引用:JHD&C
寄付する髪の毛には長さの条件があり、31cm以上と決まっています。
この寄付した髪の長さの半分が出来上がるウィッグのレングスになります。
髪の毛を折り返してウィッグの地肌となる生地に植え付けるためです。
ドネーションヘアの長さとウィッグの仕上がりは
- 31cmはショートウィッグに
- 40cmはボブウィッグに
- 50cmはロングウィッグに
- 60cmはスーパーロングウィッグに
医療用ウィッグを必要とする子どもたちの希望が多いのがボブやロングウィッグだそうです。
髪を50cm以上伸ばすのはかなり根気がいることですね。
ヘアドネーションに適した髪の毛は?
カラーやパーマやブリーチ毛、白髪でもヘアドネーションできます。
引っ張って切れてしまうほどのダメージがなければ問題ないようです。
ウィッグを1つ作るのに約30~50人のドネーションヘアが必要です。
集まった髪は均一な髪になるようにトリートメント処理されるため、いろんな髪の毛があっても大丈夫です。
また、性別や国籍、髪質なども問われません。
年齢も関係なく、小学生の子がヘアドネーションに参加している動画などを目にしたこともあります。
学校でヘアドネーションについて知り、自分も協力したいと自発的に髪を伸ばす子どもも多いようです。
寄付した髪の毛はどうやってウィッグになるの?
寄付された髪はヘアドネーション団体が長さ別に仕分けし、提携のウィッグ製造工場に送られます。
そこで上記のトリートメント処理がされ、ウィッグが作られます。
完成したウィッグはまたヘアドネーション団体に送り返され、その後ウィッグを希望する子どもたちのもとへ届けられます。
ウィッグを受け取った子の好みスタイルにあわせてヘアサロンでカットしてもらい、ようやく自分のものとなります。
ヘアドネーションの手順
ここからは、私がヘアドネーションしたときの様子をご紹介します。
今回、私はJHD&Cに髪の毛を送りました。
JHD&Cの手順に基づいて、私の体験をまとめています。
私の髪質について
- 黒髪、カラー経験なし
- パーマ、縮毛矯正なし
- 直毛、毛量多め
美容師さんにチェックして貰ったところ、私の髪はほとんど癖のない髪でした。
毛量が多いのが悩みで、美容院に行くと必ず指摘されるくらい、プロからみてもしっかりとフサフサのようです。
サロンを探す
ヘアドネーションを行っている団体としてJHD&Cが有名なのは知っていたので、JHD&CのHPから最寄りのヘアドネーション賛同サロンを探しました。
もし行きつけのサロンで切って貰いたい場合は、お店によっては対応してくれるので相談してみると良いでしょう。
その際は自分で用意するものも確認したほうが良いと思います。
(束ねるヘアゴム、切った毛を入れる袋など)
私が行ったヘアサロンは予約できるドネーションカット枠が決められているため、直前の予約はできませんでした。
飛び込みではドネーションカットができないところがほとんどだと思うので、予約は余裕をもってしましょう。
また、サロンでなく個人が自宅で切った髪をヘアドネーション団体に送ることも可能です。
その際は完全に乾いた状態で髪を切ることが鉄則です。
少しでも濡れてるとカビが生える原因になるので注意してください。
ヘアカット
私は31cmヘアドネーションしました。
ちなみに「自分でカットしますか?」と聞かれたので、もしやってみたい方はお願いしてみるのはいかがでしょうか。
もちろんその後美容師さんが整えてくれるのでガタガタになってしまっても大丈夫です。
カットした毛束はこちら。
私は毛量が多いので、一般的な方より1.3倍くらいありそうです。
コンプレックスの多毛も役に立つなら頑張って伸ばしてきて良かったです。
その後、カウンセリングしながら好みにカットしてもらいました。
パッキングと発送
きちんと事前に確認してからヘアカット当日を迎えましょう。
私が行ったヘアドネーション賛同サロンでは、切った髪の毛を入れる袋、ドナーシートは用意してくれていました。
(JHD&Cに送る場合)
もしドネーションカットをしていないヘアサロンで切ってもらう場合、自分で用意して当日持って行ったほうが良いでしょう。
予約時にどこまで対応してくれるのか確認するのがおすすめです。
JHD&Cでは追跡できる方法を推奨しているので、比較的安いレターパック(ライト)はおすすめです。
ヘアドネーション団体
出典:JHD&C
私は今回JHD&Cに寄付しましたが、ヘアドネーション団体はいくつかあります。
ネットで検索したら出てきますので、ご自分で寄付したいと思う団体を選べば良いでしょう。
また、ヘアドネーションの条件などをよく読んでください。
団体によって受け付ける長さが違う可能性があります。
賛同サロンが近所にあるかで選んでもいいですね。
ビフォーアフター
ボブの長さから3年ほど伸ばしていたので、とてもすっきり!
またヘアドネーションはしようと思いますが、ショートヘアが気に入ったのですぐに伸ばし始めず、しばらくはこれで過ごそうと思います。
ヘアドネーションへの私の考え
ヘアドネーションについて検索すると、ネガティブな意見を見かけることがあります。
それは、ウィッグを与えることで「髪の毛がないことはおかしいんだよ」という認識を子どもに与えてしまうから、といった内容が多いです。
「髪の毛がないとおかしい」という考えはもちろん間違っていると思います。
どんな個性がある人も堂々と生きていける社会になってほしいです。
ですが、ウィッグを使うかどうかは本人が選ぶことです。
使ってもいいし、使わなくてもいい。
そのときにウィッグを使う選択をするためには当然ウィッグが必要です。
選択肢を増やすためにヘアドネーションをする、私はそういう考えをもって今回ヘアドネーションに参加しました。
髪の毛に不自由ない人でもファッションでウィッグを使う場合もありますね。
同じように自由な考えで、医療用ウィッグを使うことがあっても良いと私は思っています。
終わりに
ヘアドネーションした髪がJHD&Cに届くと、感謝のイラストとメッセージが送られてきます。
名前は任意で設定できますし、イラストも何種類か選べるので、好きな組み合わせを選んでみてください。
今回は私がヘアドネーションをした体験について紹介しました。
ヘアドネーションをするかしないかは個人の判断ですが、これからチャレンジしてみたいという方の参考になれば嬉しいです。
全く難しいいことは無いので、機会があればぜひ考えてみてください。
ショートヘアの方におすすめのシャンプーバーを紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
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