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【おすすめ本】読書の秋を楽しもう!面白かった小説5選【本紹介】

【おすすめ本】読書の秋を楽しもう!面白かった小説5選【本紹介】
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しろ
しろ

皆さんこんにちは!妻のしろです

 

早いもので今年もあと3か月となりました。

私は読みたい本をリスト化しているのですが、溜まっていくばかりなので少しは年内に消化したいです。

 

そんな読書生活の中から、最近読んで面白かった本をご紹介します。

しろ
しろ

読書の秋を楽しんでください

 


おすすめ小説

山本文緒「ブルーもしくはブルー」

ドッペルゲンガー
高収入の男性と結婚し、高級マンション暮らしという悠々自適な生活を送っていた佐々木蒼子。

しかしお互いに不倫をしており、夫婦仲は冷めきっていた。

 

そんなある日、蒼子はたまたま行った博多でかつて恋人だった河見を見かける。

そしてその隣には自分そっくりの女がいた。

 

まさかドッペルゲンガー?

自分そっくりの蒼子は何者?

もう一人の自分はどんな人生を歩んでいるのだろうか?

 

最初はドッペルゲンガーなんてとんでも設定かと思いましたが、ドキドキして先の読めない面白さがあり、すっかり夢中になって読んでしまいました。

予想外続きの展開に目が離せません。

 

「人生の分岐点で選ばなかったほうの人生を歩むもう一人の自分」とは、テーマが面白いです。

二人の蒼子の視点が交互に変わるのですが、それぞれの考えている違いも面白いです。

 

話の展開が気になるのはもちろんのこと、二人の蒼子がDVやモラハラに虐げられているといったところも女性の立場を考えさせられました。

この本が初刊行されたのは1992年。

しろ
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それから今日まで女性の権利が向上していないことにも考えさせられます。

 

原田ひ香「老人ホテル」

ホテル
生活保護を受給する大家族のなかで育った天使(えんじぇる)は16歳で家を出てその後定職についておらず、貧乏生活から抜け出したいと考えていた。

ある日キャバ嬢時代に店に来ていた不動産投資家の光子を見かける。

 

光子に金持ちになる極意を教えてもらおうと、光子が暮らすビジネスホテルの清掃員になり、近づくチャンスを狙う天使。

天使は自分の人生を変えることはできるのか?

 

原田ひ香さんの本は「三千円の使い方」も読んだのですが、こちらはあまりピンときませんでしたが、今回の本はホテルという設定やストーリーの流れなどが面白かったです。

 

あまり原田ひ香さんの本を読んでいませんが、お金に関する内容を書くことが多い作者なのでしょうか?

今回の本では節約についての内容は触れる程度で、投資についても軽く書いてありました。

 

天使の始める前からあきらめてしまう性格は私も同じなので、共感できるところもありました。

ただ、思い切った行動をとるところもあり、なかなか狡猾でもあります。

 

しろ
しろ

しかし、天使(えんじぇる)とはすごい名前ですね

 

伊坂幸太郎「マリアビートル」

東北新幹線
盛岡に向かう東北新幹線のなか、さまざまな思惑をもった人物たちが乗り合わせる。

元殺し屋の木村は、言葉巧みに人を操る中学生の王子に、幼い息子の報復しようと新幹線に乗り込んだ。

 

また、”業界”の大物から依頼を受けた蜜柑と檸檬、そして不運続きな殺し屋の七尾もそれぞれの任務のため乗車していた。

それぞれの予期しない行動に振り回され、命のやり取りをすることになる。

果たして無事に終点までたどり着けるのだろうか?

 

「殺し屋シリーズ」の第2作目です。

1作目の「グラスホッパー」のほうが知名度はあると思いますが、私はそこまで魅力を感じませんでしたが、こちらの「マリアビートル」は面白かったです。

前作との関連性は大筋には関係なく、知っていたらより世界観が楽しめる程度です。

 

新幹線という閉鎖的な空間のなかで、登場人物たちの探り合いがうまく書かれていました。

また、伏線回収がとてもよくできていました。

そんなに都合よくいく?と思うところもありましたが、意外な結末が待っていますよ。

 

9月に発売された「777」はシリーズ4作目で、「マリアビートル」と関連した内容のようなので、ぜひ読んでみたいです。

 

 

新津きよみ「セカンドライフ」

定年
さまざまな「定年」をテーマにした短編集です。

定年退職後の再就職や、定年後の夫婦関係など、イメージしやすいものもありますが、私は「献血定年」というものを初めて知りました。

 

どの話も読みやすく、ちょっとした日常のなぞもあって楽しめます。

 

短編集はさくさく読めるのもいいですね。

しろ
しろ

全体的に不穏なラストを迎える話が多く、私には好きなテイストでした。

 

田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」

関西弁

 

 

 

 

 

大阪を舞台にした女性が主人公の短編集です。

健気な女性や強かな女性など、いろんなタイプの人物が出てきますが、どの物語の女性たちも魅力的です。

 

私がこの小説で惹かれたところは、女性たちが話す大阪の言葉です

 

私は関西に住んでいますが、ふだんこんなにまろやかで柔らかい大阪弁をしゃべる人には会ったことがありません。

文章ではなく、実際に聞いたらきっとうっとりするだろうな、と思います。

 

しろ
しろ

美しい言葉にとても魅了されました。

 

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