あなたはお買い物などで貰える【ポイント】をどのように使いますか?
普通は、貰ったお店で利用するのが一般的でしょう。
しかし、ついつい有効期限を切らしてポイントを失効してしまう事もあるかと思います。
数ポイントだけ使うの面倒くさい・・・
期限がもうすぐだから有効期限延長するために買い物しとくか
なんて事をしていませんか?
こうした悩みを解決する方法として
「ポイント運用」・「ポイント投資」
という方法があるのをご存じでしょうか?
その名の通り、ポイントを利用して運用や投資をする方法ですが、投資になじみが無い方であれば
投資って危ないんじゃない?
リスクがあるのはちょっと・・・
なんて思うことでしょう。
しかし、そのまま放置して失効してしまうはずだったポイントを、運用する事で有効期限を無くして、さらに増やすことができるとすれば興味が湧きませんか?
「ポイントの無駄を無くしたい!」という方のために、
・ポイント運用の仕組み
・ポイント運用サービス5選
・ポイント投資サービス6選
・ポイント運用・ポイント投資のメリットデメリット
上記の4点をご紹介します。
さらに、筆者が実際にポイント運用とポイント投資をしてみた結果をお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
この記事はこんな人におすすめ
・ポイントを無駄にしたくない人
・ポイント運用、ポイント投資について知りたい人
・ポイント運用でポイントを増やしたい人
・ポイント投資で株式に投資してみたい人
ポイント運用の仕組み
ポイント運用とは、ポイントを使って株式投資(投資信託)の体験ができるシステムです。
実際に株価や金融商品の値動きによってポイントが増減するので、運用次第ではポイントを増やしていくことも可能です。
現金を使わずに運用できるので、株式投資をこれから始めてみたい初心者の方は特におすすめです。
実際に株式投資をするには、証券口座を開設しなければいけませんが、ポイント運用は証券口座の開設が不要なので、すぐにでもポイントを投資を始める事ができます。
運用したポイントはいつでも引き落とせるので、利用したいときに気軽に使えて便利ですね♪
でも、実際にポイント運用をするにはどうすればよいのでしょう?
まずは、ポイント運用ができるサービスをご紹介しますね。
ポイント運用サービス5選
ポイント運用ができるサービスは現在5つのサービスがあります。※2022年9月時点
順番に紹介していきましょう。
ポイント運用の特徴
・証券口座を開設せずに、手持ちのポイントから直ちに運用できる。
(現金化せずに運用できる)
・実際の株式や投資信託と連動した値動きをする。
・手軽に始められる。
ポイント運用 by 楽天PointClub
運用名 | ポイント運用 by 楽天PointClub |
ポイント名 | 楽天ポイント※1 |
運用単位 | 100ポイント単位 ※上限あり |
引き出し ポイント数 |
1ポイント~ |
連動投資先 | 投資信託 2コース 「アクティブコース」 (株式重視型) 「バランスコース」 (債券重視型) |
特徴 | 楽天会員のランクによって運用可能ポイントの上限が異なる |
手数料 | なし |
※1:期間限定ポイント等を除く
利用方法
(1)「楽天PointClubアプリ」または「楽天PointClub総合サイト」からアクセスし、「アクティブコース」あるいは「バランスコース」のいずれかを選択
(アカウントが無い場合は新規作成する)
(2)運用するポイント数を設定
(3) 疑似投資体験スタート
(※運用実績は、アプリやウェブページからいつでもご確認可能)
NTTドコモ ポイント投資
運用名 | NTTドコモ ポイント投資 |
ポイント名 | dポイント※2 |
運用単位 | 100ポイント単位 ※上限あり |
引き出し ポイント数 |
1ポイント~ |
連動投資先 | 投資信またはETF 「おまかせ2コース」 「テーマ運用9コース」 (計11コース) |
特徴 | 日経平均、米国大型株、SDGsなど様々なコースを選べる |
手数料 | なし |
※2:期間、用途限定を除く。
利用方法
(1)「dポイントクラブアプリ」または「ドコモポイント投資webページ」からアクセスし、「おまかせ運用」と「テーマ運用」のいずれかを選択
(アカウントが無い場合は新規作成する)
〇おまかせ運用(2コース)
・バランスコース
・アクティブコース
〇テーマ運用(9コース)
・日経平均株価(日経225)
・金(ゴールド)
・新興国
・クリーン・エネルギー
・ヘルスケア
・生活必需品
・コミュニケーション
・米国大型株※1
・日経インバース指数※2
※1:THEO+ docomoを利用して口座を開設しているのが条件
※2:直近1ヶ月以内にd払いの利用が条件
※ドコモユーザー以外でも利用できます
(2)運用するポイント数を設定
(3) 疑似投資体験スタート
(※運用実績は、アプリやウェブページからいつでもご確認可能)
auPAY ポイント運用
運用名 | auPAY ポイント運用 |
ポイント名 | pontaポイント |
運用単位 | 1ポイント単位 |
引き出し ポイント数 |
1ポイント~ |
連動投資先 | 投資信託 auスマート・プライム(高成長)に連動 |
特徴 | 「みんなの運用状況」でユーザーの平均追加ポイント数、平均引出ポイント数、平均人数を確認できる |
手数料 | なし |
※auユーザー以外でも利用できます
利用方法
(1)「au PAYアプリ」からアクセスし、「ポイント運用」を選択
(アカウントが無い場合は新規作成する)
(2)「+追加する」から運用するポイント数を設定
(3) 疑似投資体験スタート
(※運用実績は、アプリからいつでもご確認可能)
クレディセゾン ポイント運用
運用名 | クレディセゾン ポイント運用 |
ポイント名 | 永久不滅ポイント |
運用単位 | チャージ:100ポイント単位 買付・売却:1ポイント単位 |
引き出し ポイント数 |
1ポイント~ |
連動投資先 | 投資信託コース(6コース) 株式コース(実際の株価に連動) |
特徴 | 株式コースは実際の株式に交換可能 |
手数料 | なし |
※セゾンカードを持っていなくても利用できます
利用方法
(1)「永久不滅ポイント運用サービス」からアクセスし、「運用コース」を選択
(アカウントが無い場合は新規作成する)
〇投資信託コース(6コース)
・アクティブコース
・バランスコース
・資産形成の達人コース
・グローバルバランスコース
・日本株(TOPIX)コース
・アメリカ株コース
〇株式コース
永久不滅ポイントからストックポイントに交換する必要があります。
(実在する企業の株価に連動して増減します)
交換レート
永久不滅ポイント1ポイント ⇒ ストックポイント4ポイント
ストックポイントが一株の価値になった際、実際の株式に交換することができます。(別途StockPointアプリのインストールが必要)
※ポイント数は、大和証券株式会社が運用するファンドラップ、ならびに大和アセットマネジメント株式会社、セゾン投信株式会社が運用する投資信託の運用状況に応じて増減します。
※ストックポイント5.1ポイント ⇒ 永久不滅ポイント1ポイントに交換可能。
(2)「買付」から運用するポイント数を設定
(3) 疑似投資体験スタート
(※運用実績は、永久不滅ポイント運用サービスからいつでもご確認可能)
PayPay ボーナス運用
運用名 | PayPay ボーナス運用 |
ポイント名 | PayPayボーナス |
運用単位 | 1ポイント単位 |
引き出し ポイント数 |
1ポイント~ |
連動投資先 | ETF 3コース 「チャレンジコース」 「スタンダードコース」 「テクノロジーコース」 |
特徴 | チャレンジコースは3倍上下するので変動が大きい。 自動でボーナス運用に投資する機能がある。 |
手数料 | 1%※3 |
※3:2022年3月24日から
利用方法
(1)「PayPayアプリ」または「PayPay証券」からアクセスし、「チャレンジコース」、「スタンダードコース」、「テクノロジーコース」のいずれかを選択
(アカウントが無い場合は新規作成する)
(2)「追加する」から運用するポイント数を設定
(3) 疑似投資体験スタート
(※運用実績は、アプリやウェブページからからいつでもご確認可能)
ポイント投資サービス7選
ポイント運用と似たサービスであるポイント投資をご紹介します。
ポイント運用と大きき違う点は証券口座を開設する必要があることです。
ポイントがあればすぐに始められるポイント運用と違って、投資を始めるのに少し手間が掛かりますが、まずはそれぞれのサービスの特徴を見ていきましょう。
ポイント投資の特徴
・証券口座を開設し、現金と同様にポイントを利用できる。
・実際の株式、金融商品を購入できる。
・口座を開設するのに少し手間が掛かる。
楽天証券 ポイント投資
必要な証券口座 | 楽天証券 |
ポイント名 | 楽天ポイント |
最低投資金額 | 100円(1ポイント1円で利用可能) |
投資対象 | 株式, インデックス型投資信託, アクティブ型投資信託, 国内ETF, 海外ETF, FX |
ポイントで取引可能な対象 | 特定口座, 積立投資, NISA口座, つみたてNISA |
特徴 | メリット ・ポイントを貯めやすい楽天ポイントが使える。 ・ポイント投資利用で楽天市場でのお買い物が+1倍※ |
デメリット ・少額ポイントからの単元株投資ができない。 |
|
手数料 | 買付55円 売却55円 |
※ポイント投資(投資信託)の購入がSPU判定の対象です。
※国内株式(現物)・米国株式(円貨決済)・バイナリーオプションはSPU対象外です。
利用方法
(1)「楽天証券」からログインする。
(口座を持っていない場合は口座開設する)
(2)「楽天ポイントコース」を選択する。
(3)ポイントを利用して株式等を購入する。
SMBC日興証券 日興フロッギー+
必要な証券口座 | SMBC日興証券 |
ポイント名 | dポイント |
最低投資金額 | 100円(1ポイント1円から利用) |
投資対象 | 株式 |
ポイントで取引可能な対象 | 特定口座, NISA口座, ミニ株(単元未満株) |
特徴 | メリット ・ポイントを貯めやすいdポイントが使える。 ・単元未満株(1株)から購入できるので、少額から始められるポイント投資に最適。 |
デメリット ・「○○円で買いたい」という指値注文ができない。 (売買日の株価から自動的に決まる) |
|
手数料 | 買付0円 売却0.5% |
利用方法
(1)「日興フロッギー」からログインする。
(口座を持っていない場合は口座開設する)
(2)日興フロッギーのマイページから「dアカウントと連携する」を選択する。
(dアカウントを持っていない場合は新規登録する)
(3)ポイントを利用して株式等を購入する。
auカブコム証券 ポイント投資
必要な証券口座 | auカブコム証券 |
ポイント名 | Pontaポイント |
最低投資金額 | 100円(1ポイント1円から利用) |
投資対象 | 株式, インデックス型投資信託, アクティブ型投資信託,プチ株(単元未満株) |
ポイントで取引可能な対象 | 特定口座,NISA口座 |
特徴 | メリット ・単元未満株(1株)から購入できるので、少額から始められるポイント投資に最適。 ・保有した投資信託の月間平均保有額に応じてポイントが貯まる。 |
デメリット ・ポイントの貯めやすさは楽天、dポイントに少し劣るのでauユーザー以外には使いにくい。 |
|
手数料 | 55円※ |
※0円超~5万円以下
利用方法
(1)「auカブコム証券」からログインする。
(口座を持っていない場合は口座開設する)
(2)「auID登録」をする。
(auIDを持っていない場合は新規登録する)
(3)ポイントを利用して株式等を購入する。
(マイページのポイント利用状況からポイント残高を確認できる)
スマートプラス セゾンポケット
必要な証券口座 | セゾンポケット |
ポイント名 | 永久不滅ポイント |
最低投資金額 | 100円(1ポイント1円から利用) |
投資対象 | 株式, 投資信託,国内ETF, 海外ETF |
ポイントで取引可能な対象 | 特定口座,NISA口座 |
特徴 | メリット ・安定志向、成長志向の2つのコースを選択するだけで簡単に投資信託ができる。 ・クレジットカードで株式をつみたて投資できる。 |
デメリット ・セゾンカードをメインで利用している人以外は使い難い。 |
|
手数料 | 取引金額の0.55%(最低手数料は税込55円) |
利用方法
(1)「セゾンポケット」からログインする。
(口座を持っていない場合は口座開設する)
※口座開設時に「セゾンカード Netアンサー」か「UCカード アットユーネット!」をのアカウントを登録する必要があります。
・アカウントを持っていない場合は新規登録する。
(セゾンカードを持っていなくても登録できます。)
(3)ポイントを利用して株式等を購入する。
SBI証券 Tポイント投資
必要な証券口座 | SBI証券 |
ポイント名 | Tポイント |
最低投資金額 | 100円(1ポイント1円で利用可能) |
投資対象 | インデックス型投資信託, アクティブ型投資信託 |
ポイントで取引可能な対象 | 特定口座, NISA口座 |
特徴 | メリット ・口座開設で100Tポイントが貰える。※1 ・投資信託の買付手数料が無料※2 ・取引手数料や保有額等に応じてTポイントが貯まる。 |
デメリット ・米国株取引と日本株取引が別々のアプリでしか操作できない。 |
|
手数料 | 一日定額コースであれば無料 |
※1:有効期限付き、SBI証券でのみ利用可能な限定Tポイントが貰える。
※2:インターネットコースのみ。
利用方法
(1)「SBI証券」からログインする。
(口座を持っていない場合は口座開設する)
(2)「Tカード番号登録」をする。
(Tカードを持っていない場合は新規登録する)
(3)ポイントを利用して株式等を購入する。
SBIネオモバイル証券 Tポイント投資
必要な証券口座 | SBIネオモバイル証券 |
ポイント名 | Tポイント |
最低投資金額 | 100円(1ポイント1円で利用可能) |
投資対象 | 株式, 国内ETF, FX |
ポイントで取引可能な対象 | 特定口座, 積立投資, S株(単元未満株) |
特徴 | メリット ・単元未満株(1株)から購入できるので、少額から始められるポイント投資に最適。 ・ポイントでも幅広い投資商品を購入できる。 |
デメリット ・月額固定の手数料が掛かる。毎月継続して売買すれば実質20円で利用できるが、毎月つみたて投資をしない場合はおすすめできない。 |
|
手数料 | 毎月220円※1 毎月200ポイントの付与あり※2 |
※1:月間の株式取引約定代金合計額が0円~50万円以下の場合
※2:株式を売買した月のみ付与される
利用方法
(1)「SBIネオモバイル証券」からログインする。
(口座を持っていない場合はSBIネオモバイル証券から口座開設する)
(2)「Tカード番号登録」をする。
(Tカードを持っていない場合は新規登録する)
(3)ポイントを利用して株式等を購入する。
LINE証券 ポイント投資
必要な証券口座 | LINE証券 |
ポイント名 | LINEポイント |
最低投資金額 | 100円(1ポイント1円から利用) |
投資対象 | 株式, インデックス型投資信託, アクティブ型投資信託, 国内ETF, 海外ETF,いちかぶ(単元未満株) |
ポイントで取引可能な対象 | 特定口座, 積立投資 |
特徴 | メリット ・単元未満株(1株)から購入できるので、少額から始められるポイント投資に最適。 ・専用アプリを利用することなく、LINEアプリから簡単に投資をする事ができる。 |
デメリット ・1株から購入できる銘柄は限られている。 ・投資商品が他の証券口座より少ない。 |
|
手数料 | 買付0円 売却99円 |
利用方法
(1)「LINE証券」からログインする。
(口座を持っていない場合口座開設する)
(LINE公式アカウントを持っていない場合は新規登録する)
(2)ポイントを利用して株式等を購入する。
ポイント運用・ポイント投資のメリットデメリット
ここまで「ポイント運用」と「ポイント投資」サービスのご紹介をしましたが、2つのサービスはどのように違うのでしょうか?
表にして比較していきましょう。
【比較】ポイント運用とポイント投資の違い
ポイント運用 | ポイント投資 | |
証券口座 | 不要 | 必要 |
投資対象 | 投資信託、ETF | 株式、投資信託、ETF、NISA口座、単元未満株 |
投資対象数 | 1~11コース※1 | 約2,600本の投資信託、約3,800銘柄の日本株など |
株価に対して | 疑似体験型(連動した株価) | 実際の株価 |
運用資金 | ポイント | ポイント、現金 |
最低運用ポイント | 100ポイント | 100ポイント |
手数料 | なし※2 | 0円~数百円 |
※1NTTドコモ ポイント投資の場合
※2PayPayボーナス運用のみ1%
ポイント運用のメリットデメリット
・手軽に運用を始められる
・リスクが少ない
・ポイントの有効期限が無くなる
手軽に運用を始められる
手持ちにポイント(100ポイント以上)があれば、すぐにでも運用を始められるところがポイント運用ならではの手軽さです。
面倒な手続きも無く、ポイントを管理しているアプリ等からの操作で、いつでも運用することができます。
リスクが少ない
もともとボーナスとして支給されたポイントなので、たとえ運用が上手くいかなかったとしても現金が無くなるわけではないので、リスクを抑えた運用になっています。
ポイントは無いものと考えて、あえて高リスクな投資商品で大きくリスクを取ったとしても、ダメージは最小限で済みます。
ポイントの有効期限が無くなる
ポイント運用に利用したポイントは有効期限が無くなります。
ほとんどのポイントは数カ月~1年程度で失効してしまいますが、使う予定のないポイントで運用すれば、失効するどころか運用次第でどんどん増やすことも可能です。
「ポイントを失効してしまった!」という経験がある方は、ポイント運用でポイントの有効活用をしてみましょう!
・投資商品が少ない
・配当金、株主優待が貰えない
・無駄遣いをする恐れがある
投資商品が少ない
ポイント運用で選べる投資商品は、最大で11コースです。※
※NTTドコモ ポイント投資
一方、ポイント投資では証券口座にもよりますが数千単位の投資商品があり、選べる数が桁違いです。
ポイント運用は投資初心者向けの疑似的な運用が体験できるサービスなので、ポイント運用で実際の株式に興味が出てきたら、ポイント運用からポイント投資に切り替えるのも良いでしょう。
配当金、株主優待が貰えない
実際の株式であれば貰えるはずの、配当金や株主優待がポイント運用では貰う事ができません。
現金投資は株価の増減以外でも、配当金や株主優待で利益を出せるので、リスクがある分だけお得です。
ポイント運用ではポイントの増減だけでしかポイントを増やすことができない事がリスクを抑えられるメリットがありますが、デメリットでもあります。
ポイント投資なら配当金・株主優待が貰えるので、興味のある方はこちらの記事をご参考にしてみてください。
無駄遣いをする恐れがある
ポイント還元率〇〇%といったキャンペーンにつられて、無駄にポイントを貯めてしまう恐れがあります。
また、そういったキャンペーンで貰えるポイントは、ポイント運用で利用できない可能性もあるので注意しましょう。
ポイント投資のメリットデメリット
・現金に加えてポイントを利用できる
・少額から購入できる(単元未満株を購入できる)
・ポイントの有効期限が無くなる
現金に加えてポイントを利用できる
通常であれば現金のみで投資するところをポイントも利用できるので、少しお得に株式等を購入する事ができます。
数ポイントだとしても株価が上昇した場合は現金で返ってくるので、ポイントの有効活用ができます。
少額から購入できる(単元未満株を購入できる)
株式の個別銘柄は、通常100株単位で購入しなければいけないので、まとまった金額が必要です。
しかし、一部のポイント投資口座では単元未満株の1株から購入することができるので、少額から投資できるポイント投資にはぴったりのサービスです。
単元未満株の効果を最大限発揮する方法として、高配当銘柄の株式を分散購入する方法があります。
本来であればまとまった金額が無いと購入できない株式でも、少額であれば購入しやすいですし、定期的に購入する事で株価の増減リスクを抑える事ができます。
私はポイント投資(単元未満株)で高配当銘柄を定期的に購入していますが、詳しい方法はこちらをご参照ください。
ポイントの有効期限が無くなる
ポイント運用の説明と同じですが、投資したポイントは有効期限が無くなります。
失効間近だったポイントを投資すれば、株価が下がって損をしたとしても、失効するはずだったポイントだと割り切る事ができますし、株価が上昇すれば現金で返ってきます。
リスクを抑えた投資ができますが、失効するはずだったポイントだと思うと、逆に大胆な投資もしやすいです。
自分に合った投資スタイルで、ポイントを有効活用しましょう。
・証券口座を開設する手間がある
・手数料が割高になる場合がある
・通常の証券口座より自由度が低い
証券口座を開設する手間がある
「ポイント運用」と大きく違うところは、ポイント投資は証券口座を開設しなければならない点です。
ポイント運用の場合、最低100ポイントがあれば即座に運用を開始できますが、証券口座を開設するには最短でも翌営業日~数週間掛かります。
※日興フロッギー+:ダイレクトコースのみ最短即日開設可能。
スマホから簡単に申込できますが、手軽に始められるポイント運用と比べたら少し手間が掛かるので、面倒だと感じる方はポイント運用から始めるのが良いでしょう。
手数料が割高になる場合がある
SBIネオモバイル証券の場合、口座開設をしているだけで利用料が毎月220円掛かります。
売買取引を1度でも行えばTポイントを200ポイント貰えるので、実質20円の手数料で何度でも売買ができます。※
※月間の株式取引約定代金合計額が0円~50万円以下の場合
しかし、このTポイントは有効期限が2ヵ月しかないので、売買をする頻度が2~3ヵ月に一回程度だと、無駄に手数料が掛かります。
例1:SBIネオモバイル証券(1年間の手数料)
〇売買無しの場合
毎月:220円 ⇒ 1年間:2,640円
〇毎月売買した場合(月に10銘柄、約定合計50万円以下)
毎月:220円(実質負担20円) ⇒ 1年間:2,640円(実質負担240円)
(200ポイント付与) (2,400ポイント付与)
例2:楽天証券(1年間の手数料)※買付手数料55円
〇売買無しの場合
毎月:0円 ⇒ 1年間:0円
〇毎月売買した場合(月に10銘柄、約定合計50万円以下)
毎月:550円 ⇒ 1年間:6,600円
頻繁に、何回も取引する場合はかなりお得なんですが、自分の投資スタイルに合わせて証券口座を選択する必要があります。
なので、
・頻繁に取引をしない方はSBIネオモバイル証券以外
・定期的に取引をする方はSBIネオモバイル証券
を選択して取引すれば良いでしょう。
通常の証券口座より自由度が低い
通常の証券口座では、
自分の指定した株価で売買する:「指値(さしね)」
注文時に最も低い(高い)値段で売買する:「成行(なりゆき」
上記のように、二通りの注文方法を選択できます。
しかし、ポイント投資では証券口座によっては成行注文しかできない口座もあります。
長期目線で見れば指値と成行に大した差は無いんですが、成行注文では思わぬ値段で購入(売却)してしまう事があるので、「絶対に自分の希望通りの株価で買いたい!」と思う方は、以下の証券口座で購入しましょう。
注文方法:指値・成行
・楽天証券
・SBI証券
・SBIネオモバイル証券(単元未満株の場合は成行)
・auカブコム証券(単元未満株の場合は成行)
・LINE証券(単元未満株の場合は成行)
注文方法:成行のみ
・日興フロッギー (平日午前の始値もしくは平日午後の始値)
・セゾンポケット(注文当日の始値)
ポイント運用・投資を1年間してみた結果
ここで、私が実際に「ポイント運用」と「ポイント投資」を約1年間体験した結果を紹介します。
運用しているポイント量、金額がそれぞれ違いますが、どのように変動するかをご参考にしてみてください。
PayPay ボーナス運用実績
運用開始日 | 運用コース | 運用ポイント数 | 増減ポイント |
2021.2.15 | スタンダード | 5,202円※ | +318円(+6.51%) |
※2022年1月30日時点
私は電子マネー決済の場合、PayPayをよく利用しています。
ボーナスポイントが発生した際は自動でポイント運用に投資する設定にしているので、約1年間で約5,200円分の投資となりました。
(自動投資のみで、自分で任意のポイント追加はしていません)
増減額としては+318円(+6.51%)と微々たる金額ですが、何も運用していないよりはプラスになっているだけ良いかと思います。
ここ最近はPayPayを利用する際に「他社クレジットカード払い」を選択しているので、ボーナスポイントを発生させていないせいでポイント額はあまり多くなっていません。
PayPayボーナスは「PayPay残高」、「PayPayカード(ヤフーカード)」にて支払った場合のみ支払われます。
※「他社クレジットカード払い」を選択している場合、他社のクレジットカードにはポイントが付与されますが、PayPayボーナスは付与されません。
「PayPay残高」、「PayPayカード(ヤフーカード)」のポイント還元率は1.0%ですが、それより還元率の良いクレジットカードを利用している方の場合は、PayPayボーナスを貯めるよりは他社クレジットカードを利用した方が良いでしょう。
(ちなみに私はリクルートカードを利用しています。還元率1.2%)
auPAY ポイント運用実績
運用開始日 | 運用コース | 運用ポイント数 | 増減ポイント |
2019.11.09 | - | 342P※ | +42円(+11.33%) |
※2022年1月30日時点
こちらは、ほとんどポイント運用をしていません。
過去3回だけ、気が向いたときに100ポイントずつ運用に回した分が少しだけ増えています。
増減率で言えば頻繁に運用していたPayPayボーナスより多いですが、あまりにも少額なので増加した感じは無いですね。
auPAYポイントはあまり貯めようとしていないので、有効期限の引き延ばしのためだけに運用しています。
なので、失効しなかっただけマシですね。
SBIネオモバイル証券 運用実績
管理画面はYahooファイナンスの方が見やすいので、そちらから引用しています。
運用開始日 | 運用コース | 運用金額 | 増減金額 |
2021.01.01 | - | 1,070,713円※ | +97,776.5円(+9.13%) |
※2022年1月31日時点
現在、45銘柄に分散して投資しています。
これは高配当銘柄を分散して購入することで、リスクを抑えつつ多くの配当金を貰うための手法です。
詳しい管理方法はこちら。
毎月一定の金額で購入していますが、他の口座なら手数料が多くかかるところ、SBIネオモバイル証券なら月額実質20円で売買が出来るので重宝しています。
ご紹介はしましたが、この手法はとても手間が掛かって投資初心者にはおすすめできない手法なので、参考程度にしてください。
まとめ
ポイント運用サービス5選
・ポイント運用 by 楽天PointClub
・NTTドコモ ポイント投資
・auPAY ポイント運用
・クレディセゾン ポイント運用
・PayPay ボーナス運用
ポイント運用サービスは(2022年9月現在)5つのサービスがあります。
ポイント運用は、自分がメインで貯めているポイントで運用することが効果的です。
上記のポイント運用で貯めれるポイントを持っていない方は、どれかに集中してポイントを貯める意識をしてポイント運用に回せば、みるみるポイントが増えていくでしょう。
ポイント投資サービス7選
・楽天証券 ポイント投資
・SMBC日興証券 日興フロッギー+
・auカブコム証券 ポイント投資
・スマートプラス セゾンポケット
・SBI証券 Tポイント投資
・SBIネオモバイル証券 Tポイント投資
・LINE証券 ポイント投資
ポイント投資にはこの7選以外のサービスがありますが、有名なものをいくつか紹介しました。
ポイント投資をするには証券口座を開設する必要がありますが、ポイントを利用すればリスクを抑えられた投資をする事ができます。
投資の難易度として、
初心者向け:ポイント運用
初級~中級者向け:ポイント投資(投資信託)
中級者~:株式運用(個別株)
上級者:信用取引
といったレベルでしょうか。
「投資をしてみたいけど、ちょっと怖い‥」、「お金が減ってしまうかも‥」
というリスクを恐れている方は、ポイント運用であれば損をしても現金が無くなるわけではないので、手軽にできるポイント運用からチャレンジすれば良いでしょう。
【比較】ポイント運用とポイント投資の違い
ポイント運用 | ポイント投資 | |
証券口座 | 不要 | 必要 |
投資対象 | 投資信託、ETF | 株式、投資信託、ETF、NISA口座、単元未満株 |
投資対象数 | 1~11コース※1 | 約2,600本の投資信託、約3,800銘柄の日本株など |
株価に対して | 疑似体験型(連動した株価) | 実際の株価 |
運用資金 | ポイント | ポイント、現金 |
最低運用ポイント | 100ポイント | 100ポイント |
手数料 | なし※2 | 0円~数百円 |
※1NTTドコモ ポイント投資の場合
※2PayPayボーナス運用のみ1%
大きな違いは証券口座の開設が必要かどうかです。
自分のリスク許容度に見合った方法で投資をしてみましょう。
ポイント運用のメリットデメリット
・手軽に運用を始められる
・リスクが少ない
・ポイントの有効期限が無くなる
・投資商品が少ない
・配当金、株主優待が貰えない
・無駄遣いをする恐れがある
ポイント運用に関しては、デメリットはほぼ無いと思います。
現金が減るリスクに比べたら圧倒的に低リスクな運用ができるので、運用しないことが一番のデメリットなんじゃないでしょうか。
ポイント投資のメリットデメリット
・現金に加えてポイントを利用できる
・少額から購入できる(単元未満株を購入できる)
・ポイントの有効期限が無くなる
・証券口座を開設する手間がある
・手数料が割高になる場合がある
・通常の証券口座より自由度が低い
現金を利用するので、ポイント運用よりは少しリスクが高くなります。
ポイント運用に慣れて、株式運用に興味が出てきてから始めても遅くないでしょう。
最後に
2022年から、高校では投資などの「資産形成」を習う授業が開始される等、これからの時代は投資スキルが必須になってきます。
いままで投資をしたことが無いけど、何から始めれば良いのか分からない・・
そんな時は、まずは手軽に始められる「ポイント運用」をしてみることを強くおすすめします。
運用リスクは限りなく低く、いつでも始める事ができます。
株式投資はリスクのある行為ですが、決して怖いだけでなく楽しい面もたくさんあります。
たとえば株主優待であったり、高配当銘柄投資であったりと、皆さんの人生を豊かにしてくれます。
株主優待、高配当投資のやり方はこちら
ポイント運用で自信を付けたら、ポイント投資から投資家デビューをしてみてください!
皆さんの投資家ライフに、この記事が少しでも役立てば幸いです。