現在私が保有している個別株(優待銘柄)を紹介していきたいと思います。
それぞれの銘柄の投資理由を紹介する事で、皆様の投資判断のお役に立てれば幸いです。
なお、ここで掲載してる株価や保有銘柄は2021年5月12日の終値時点でのデータとなります。
個別株の考え方・運用方針
優待銘柄投資
私は2015年から株式投資をしていますが、始めた当初からの投資スタイルは「優待銘柄投資」です。
なのでポートフォリオは優待が貰える銘柄が多いですが、2020年から優待が無くても高配当であったり、
値上がりが期待できる銘柄にも投資し始めています。
そもそも株式投資を始めた当初は値下がりリスクを過剰に恐れていましたが、
優待が貰える銘柄なら株価が値下がりしようが最悪でも優待が貰えるなら良いと考え、優待銘柄にのみ投資をしていました。
それでも優待改悪や廃止の可能性はあるので、もしもの時のために出来るだけ現金を確保するため、資産の10分の1ほどしか投資資金には投じていませんでした。
投資資金増資のキッカケ
考えを改めるキッカケとして、2019年末に私事ですが結婚しまして、妻にも証券口座を作って貰いました。
優待投資をするには1単元の銘柄を複数持つ方が多く恩恵を受けられるので、結婚して割とすぐに口座を作って貰いました。
そして、優待を2人分貰うためには増資しないといけないので、家庭の資産として妻の許可を貰い、増資する事を決めました。
コロナショックの訪れ・・・不安な新婚旅行
ですが、2020年初頭頃からのコロナショックにより、迷いが生じました。
幸いにも値下がりし始めた当初にはまだ妻の口座からは増資していなかったので、最初の余波は食らいませんでしたが、自身の保有株がもれなく下落している様子を目の当たりにして、
株式投資を始めてからここまでの大暴落を経験することは初めてだったので、暴落直後はどうしたら良いのか慌てていました。
それが功を奏したのか、投げ売りをする事も無かったのが幸いでしたが。
株価暴落をしている反面、この下落局面は絶好の買い時であると感じていました。
増資を決意していた事と、事前に四季報で買いたい銘柄をチェックしていたので、迷いはしましたが、チャンスを見て増資をしていきました。
タイミングの悪いことに、コロナショックで下落をしている最中、私はちょうど新婚旅行中でした。
その頃は日経平均が毎日1,000~2,000円くらい下がっていましたが、旅行中も株価が気になり、ちょくちょく株価チェックをしていました。
旅行中とはいえチャンスは逃したくないと思い、スキを見ては指値を入れていました。
新婚旅行中の指宿にて。
日経平均3万円台に回復
日経平均が16,000円台の大底時は妻の口座を含めてポートフォリオが約-15%(約-40万円)くらいまで下落していましたが、増資を繰り返した結果、日経平均が3万円にまで回復した頃には妻の口座を含めてポートフォリオが+30%(約+140万円)以上にまで回復し、最大下落時から完全に反転しました。
2020年3月11日より。妻の口座分を含めると約−40万円の含み損。
2021年3月24日より。妻の口座分を含めると約+140万円の含み益。
※記録が残っている画像があまりなかったので、およその金額を書いてます。
四季報の有効活用
今回のコロナショックで学んだことは、日頃から銘柄をチェックしておかないと、いざ暴落や暴騰時に動けないと言う事です。
私は銘柄分析に四季報を主に活用しています。優待銘柄を調べる際は会社の業績を見ながら、優待改悪や廃止が無さそうで、長期的に優待が貰えそうな銘柄を選んでいます。
保有銘柄(優待銘柄)
私の優待銘柄を保有するルールは
配当利回り + 優待利回り = 約4%
としています。
このルールは優待投資家で有名な桐谷さんを参考にさせて頂いてます。
保有銘柄によってはルールを外れた銘柄もありますが、そのあたりの説明も以下に書いてます。
優待利回り計算式 ※取得株価によって優待利回りは変わります
優待金額 ÷( 取得株価 × 株数 )× 100 = 優待利回り(%)
まんだらけ(2652)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 損益(%) | 配当利回り(%) | 優待利回り(%) |
夫 | 2016/5/31 | 100 | 500 | 7.60 | 0.20 | 10.00 |
妻 | 2020/8/24 | 100 | 503 | 6.96 | 0.20 | 9.94 |
優待内容
①自社優待券:2,000円相当
②自社発行隔月刊誌「まんだらけZENBU」優待価格販売(希望者のみ購入可能)
優待獲得株数:100株以上
(9月のみ)
※1年以上継続保有の場合、100株以上500株未満の株主には5,000円相当、500株以上1,000株未満は10,000円相当、1,000株以上5,000株未満は20,000円相当、5,000株以上は50,000円相当
店舗で使える商品券が貰える優待の場合、近所に使えるお店がある事が重要ですが、まんだらけの店舗は私の家の近所にはありません・・
ですが、商品券は金券ショップやネットオークションで売ることが出来るので、還元率の良い商品券系の優待は欲しいと思い、購入してます。
夫+妻で保有しているので、1年以上保有の場合一人5,000円貰えます。
5,000円 + 5,000円 = 年間10,000円の優待
ビックカメラ(3048)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 損益(%) | 配当利回り(%) | 優待利回り(%) |
夫 | 2016/6/13 | 100 | 1,145 | -2.18 | 1.31 | 4.37% |
妻 | 2020/3/25 | 100 | 940 | 19.15 | 1.60 | 4.26% |
夫口座は2021年から「NISA」から「つみたてNISA」に切り替えたため、NISA口座で保有していたビックカメラが特定口座に移行した。
元値:985円(実質利益+16,000円)
優待内容
買物優待券:1,000円
優待獲得株数:100株以上
(8月のみ)1枚
※1年以上2年未満継続保有(株主名簿に連続3回以上5回未満記載)の株主には1枚、2年以上継続保有(連続5回以上記載)は2枚追加
(2月のみ)2枚
ビックカメラも私の家の近所には無いので店舗では使用していないんですが、ネットショップの「ビックカメラ.com」でも使用出来るので、とても役立ってます。
ネットショップで買物優待券を使用する際は注文から14日以内に郵送で送る必要がありますが、推奨する送付方法は特定記録郵便または簡易書留となってます。
ですが、普通郵便でも送れなくは無いです。実際に私は何度も普通郵便で送付していますが、郵便事故等で紛失する可能性もあるので、普通郵便で送る際は自己責任でお願いします。
夫+妻で保有していますが、夫は2年以上保有で年間5,000円、妻の場合は今年で1年なので、年間4,000円となります。
5,000円 + 4,000円 = 年間9,000円の優待
全国保証(7164)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 損益(%) | 配当利回り(%) | 優待利回り(%) |
夫 | 2020/4/7 | 100 | 2,998 | 55.27 | 3.70 | 1.00% |
妻 | 2020/4/7 | 100 | 2,995 | 55.43 | 3.71 | 1.00% |
優待内容
クオカード:3,000円相当
優待獲得株数:100株以上
※1年以上継続保有の場合5,000円相当のクオカードまたは特産品等。特産品等はカタログより1点選択
優待利回りは少ないですが、1年間保有で5,000円分のクオカードになり、配当利回りと合わせると約4%になるので購入しました。
購入時はコロナショックから回復してきた底値付近でしたが、現在は株価がコロナ以前より回復したので、値上りしてくれてラッキーでした。
夫+妻で保有。2021年時点ではどちらも年間3,000円相当
3,000円 + 3,000円 = 年間6,000円の優待
オリックス(8591)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 損益(%) | 配当利回り(%) | 優待利回り(%) |
夫 | 2020/4/16 | 100 | 1,192 | 46.52 | 6.38 | - |
妻 | 2020/4/16 | 100 | 1,190 | 46.76 | 6.39 | - |
優待内容
①株主カード:全株主
※株主カードの提示により、プロ野球公式戦優待価格観戦、レンタカー利用料30%割引(一部除外有)、水族館入場料10%割引、ホテル・旅館宿泊割引等自社グループが展開する各種サービスを割引価格で利用可
②自社取引先取扱商品等カタログギフト:優待獲得株数:100株以上
(3月のみ)
※3年以上継続保有の場合、カタログの内容は異なる
株主優待投資家に有名なオリックスですが、少し割高感があったのでなかなか手が出せずにいましたが、コロナショックにより下落した際に購入しました。
配当利回りも良く、3年以上保有すれば鰻などの高級品も注文できるカタログギフトが貰えるので、長期保有したいと思ってます。
ヒガシトゥエンティワン(9029)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 損益(%) | 配当利回り(%) | 優待利回り(%) |
夫 | 2020/4/14 | 500 | 515 | 18.25 | 3.11 | 0.78% |
妻 | 2020/4/27 | 500 | 516 | 17.93 | 3.10 | 0.78% |
優待内容
クオカード:1,000円相当
優待獲得株数:500株以上
※500株以上を1年以上継続保有(9月の株主名簿に同一株主番号で連続2回以上記載)の場合、1,000円相当を追加
低PER・PBRだったので割安判断をし、運送業はこれから需要増が狙えると思い、成長株としても期待して購入しました。
コロナショックからは少し回復してきたレベルですが、まだまだ運送業の需要は増えていきますし、未だに低PER・PBRで割安なので、伸びしろがあると思います。
夫+妻で保有。2021年時点ではどちらも年間2,000円相当
2,000円 + 2,000円 = 年間4,000円の優待
コーア商事ホールディングス(9273)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 損益(%) | 配当利回り(%) | 優待利回り(%) |
夫 | 2020/4/14 | 400 | 306 | 158.17 | 2.94 | 1.63 |
妻 | 2020/4/14 | 400 | 305 | 159.02 | 2.95 | 1.63 |
購入時:100株購入(株価1,220円)
その後1→2株の株式分割を2回行い、400株(株価306円と305円)
優待内容
クオカード:1,000円相当
優待獲得株数:100株以上
※1年以上継続保有の場合2,000円相当
※21年のみ4月末時点で100株以上保有の株主にも1,000円相当を贈呈
四季報チェックにより割安判断で購入しました。
購入時から約5ヵ月で株価2倍を達成。
コロナショックから回復してきたことで購入出来た事が大きかったですが、事前に四季報でチェックしていた事が大きかったと思います。
私の四季報でのチェック項目としては以下の通りです。
・時価総額150億円以下
・PER15倍以下
・PBR1倍以下
・売上、営業利益が右肩上がり
・比較的新しく上場した企業
他にもチェック項目はありますし、例外的に項目に当てはまらずに購入する場合もありますが、大体のチェック項目はこのような感じです。
成長を期待して購入する場合、株価が10倍にもなりそうな企業を選ぶつもりでいますが、その中で重要だと思われる項目は「比較的新しく上場した企業」である事だと思います。
比較的新しい企業の方が時価総額も低い傾向にあり、成長への伸びしろが大いにあるため、四季報を読む際は気にしている項目の一つです。
夫+妻で保有。2021年時点ではどちらも年間2,000円相当。2021年は記念優待として1,000円プラスされるので年間3,000円相当。
3,000円 + 3,000円 = 年間6,000円の優待
明光ネットワークジャパン(4668)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 損益(%) | 配当利回り(%) | 優待利回り(%) |
夫 | 2019/4/8 | 100 | 980 | -42.14 | 1.53 | 0.51% |
妻 | 2020/3/6 | 100 | 795 | -28.68 | 1.89 | 0.63% |
優待内容
クオカード:500円相当
優待獲得株数:100株以上
※3年以上継続保有(8月・2月の株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載)の場合1,000円増
コロナショックによりかなり株価が下落した銘柄になります。
購入時は連続増配銘柄だったので期待していたんですが、まだまだ回復には時間が掛かりそうです・・
購入した当時は配当+優待=約4%のルールも徹底していなかったので、自分ルールから外れた購入をしていました。
これは塩漬け銘柄としていますが、コロナ後の回復はまだ期待できると思うので、損切判断はまだしていません。
夫+妻で保有。2021年時点ではどちらも年間500円相当。
500円 + 500円 = 年間1,000円の優待
エー・ピーホールディングス(3175)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 損益(%) | 配当利回り(%) | 優待利回り(%) |
夫 | 2019/11/22 | 100 | 518 | -18.92 | 0.00 | 5.79% |
妻 | 2020/4/15 | 100 | 375 | 12.00 | 0.00 | 8.00% |
優待内容
優待券:3,000円相当
優待獲得株数:100株以上
※自社グループ直営店舗で利用可
※優待券全てと引換えにおこめ券(3kg分)と交換可
塚田農場などを運営してる企業です。
無配当ですが、優待利回りが良いので購入してます。
飲食店銘柄なのでコロナの影響が大きい分、現在は株価も下落基調ですが・・
お店の味が好きなので応援的に買っている側面もありますが、コロナ禍でもテイクアウトであったり、新業態への転換を図って頑張っているので応援は出来ます。
中でもこの企業で最近おもしろいと思った試みが、お店のスタッフを寿司職人として育てているとの事でした。
緊急事態宣言によりお店が休業しているので、寿司店に塚田農場のスタッフを派遣して、寿司職人として修業をさせているそうです。
また、交換留学のように寿司職人の方を塚田農場側で炭火焼の研修を行っているそうです。お互いの店のスキルアップがなされてWINWINの関係ですし、企業間の成長を促す良い試みだと思いました。
夫+妻で保有。どちらも年間3,000円相当
3,000円 + 3,000円 = 年間6,000円の優待
イオンモール(8905)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 損益(%) | 配当利回り(%) | 優待利回り(%) |
夫 | 2020/2/25 | 100 | 1,748 | -2.75 | 2.86 | 1.72% |
妻 | 2020/2/25 | 100 | 1,748 | -2.75 | 2.86 | 1.72% |
優待内容
イオンギフトカードまたはカタログギフト:3,000円相当
優待獲得株数:100株以上
※優待品に代えて、カーボンオフセットサービスの購入も選択可
※3年以上継続保有(2月・8月の株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載)の場合、1,000株以上2,000株未満は2,000円相当のイオンギフトカード、2,000株以上3,000株未満は4,000円相当、3,000株以上5,000株未満は6,000円相当、5,000株以上は10,000円相当を追加
イオン系列の店舗で使用できるイオンギフトカードが貰えます。良く行くスーパーはイオン系列なので普段の買い物にとても役立ってます。
購入したタイミングがコロナ禍で大きく下落が始まる直前といったタイミングだったので、ここ最近までずっとマイナスだったんですが、この頃になってようやく回復してきた感じですね。
優待がとても便利ですし、この銘柄は長期保有したい銘柄です。
夫+妻で保有。どちらも年間3,000円相当
3,000円 + 3,000円 = 年間6,000円の優待
カッパ・クリエイト(7421)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 損益(%) | 配当利回り(%) | 優待利回り(%) |
夫 | 2020/3/10 | 100 | 1,128 | 29.43 | 0.00 | 5.32% |
妻 | 2020/3/10 | 100 | 1,128 | 29.43 | 0.00 | 5.32% |
優待内容
株主優待カードのポイント付与:3,000ポイント(6月・12月発行 年2回)
優待獲得株数:100株以上
※1ポイントで1円相当
※初回のみ株主優待カード送付
上記の写真を撮影した当日の新婚旅行中に購入した銘柄ですね
かっぱ寿司など、コロワイドグループで使える株主優待カードが貰えます。
コロワイドグループの店舗はどこに行っても使えますし、かっぱ寿司などの回転ずし店はコロナ禍でもテイクアウト需要が高まり株価が上昇してました。
コロワイドグループの他の店舗はどこも下落基調であったのに、回転ずしという独自性がコロナ禍で脚光を浴びた感じですね。
店舗以外でも、ネット注文で自社商品を選べる事もできるので、選択肢が多くて使いやすい優待です。
夫+妻で保有。どちらも年間6,000円相当
6,000円 + 6,000円 = 年間12,000円の優待
前編終了
私が保有している優待銘柄は20銘柄ありますが、記事が長くなってしまったので、今回は前編として10銘柄を紹介しました。
おススメできる銘柄、そうでは無い銘柄も織り交ぜて紹介しているので、皆様が良いなと思ったら購入検討してみるのも良いかと思います。
ただ、誤解して欲しくないんですが、紹介はしましたが同じ銘柄を買う事を推奨しているわけではありません。
あくまで私はこういう考えで保有しているという、皆様の参考になればと思って紹介するだけなので、投資をする際は自己責任でお願いします。
後編も是非ご覧ください。
よろしければクリックで応援お願いします。
金融・投資ランキング