誰でも、楽してお金を手に入れたいですよね。
寝ている間にお金が増えるなんて、そんな夢のような話は無いと思っている方のために、配当金で稼ぐ「高配当株」の紹介をいたします。
配当金とは、株式を持っているだけで貰えるお金なので、本当に寝ている間にお金が稼げます。
あなたも不労所得を手に入れて、配当金生活をしてみませんか?
前回紹介した高配当株はこちら
※紹介した銘柄を購入する際は自己責任でお願いします。
高配当銘柄の探し方
高配当銘柄の基準
この記事で紹介する「長期・安定的」に貰える高配当銘柄は「配当利回り4%前後」を基準としています。
Yahoo!ファイナンスの配当利回りランキングから探すと便利です。
ランキングを見ると、上位には10%以上の利回りがある銘柄がありますが、ここまで高い配当利回りを長期的に貰える会社は無いと断言しても良いでしょう。
配当金は会社の利益から株主に還元していますが、会社の利益から10%以上も株主に還元し続けていたら、ほとんどの会社は潰れます。
(利益率10%以上もあれば高収益企業です)
配当金は会社の経営が成り立っていてこそ貰えるお金ですし、長期的に貰えないと投資している意味がありません。
なので、「長期・安定的」に配当金が貰える会社を探す必要がありますが、探してみると「4%前後」の会社が多いので、基準として設定しています。
高配当銘柄の探し方
①配当利回りランキング100位以下
出典:Yahoo!ファイナンス
配当利回りランキングでは上位100位以上にある会社のほとんどは、配当利回りが高いだけで安定的に配当金が貰えない会社が多いです。
なので、基本的には上位100位以下の会社を選びましょう。
②IR BANKを利用する
出典:IR BANK
会社の業績を分かりやすくまとめているサイトIR BANKで、企業の「過去の業績」を調べましょう。
高配当銘柄を探す基準は以下の8項目です。
- 売上高:ブレが小さく右肩上がりが理想
- EPS(1株当たりの利益):右肩上がり
- 営業利益率:10%以上かどうか
- 自己資本比率:最低でも40%は欲しい。60%が理想。80%以上だとGOOD!
- 営業活動によるCF:毎期黒字で右肩上がりが理想
- 現金等:増えていくのが理想(現金以外の換金性の高い資産も確認する)
- 1株あたり配当金:安定性・成長性を確認
- 配当性向:30%~50%ぐらいが健全。高すぎるのは要警戒。
出典:リベラルアーツ大学 【初心者向け】高配当株の「分析ツール」の使い方をカンタン解説【株式投資編】:(アニメ動画)第130回
この探し方は、金融系Youtuberで有名な、リベラルアーツ大学の両学長が推奨している方法です。
詳しい内容は以下の記事を参考にしてみてください。
③企業HPで「最新の業績」を確認する
配当利回りランキングと「IR BANK」から、目星を付けた企業HPの「最新の業績」を見てみましょう。
業績内容を細かく見る必要は無いので、以下の2点だけ注視してみましょう。
- 決算プレゼン資料(企業が作った見やすい資料)
- 決算短信の1ページ目
④あらゆる情報をもとに「将来」を予想して最終決定する
企業の「将来(未来)」を予測することはとても難しいですが、以下のような手段を用います。
- 会社四季報
- 経済新聞・経済誌
- TwtterなどのSNS
- Youtubeなどの動画コンテンツ
- 証券会社の予想
- 株情報サイト
どこまで調べても完璧な予想はできないので、最終的には自分で判断するしかありません。
大事なことは「長期・安定・高配当」な配当金が貰える会社を選ぶことなので、直近の高利回りに惑わされずに、長い間配当金が貰えるような銘柄を選択しましょう。
おすすめ高配当銘柄3選
上記の情報を基に、高配当株を探してみました。
- (6291)日本エアーテック
- (5280)ヨシコン
- (7463)アドヴァングループ
調べる条件は、IR BANKにて以下の項目をクリアしている事とします。
- 売上高:ブレが小さく右肩上がりが理想
- EPS(1株当たりの利益):右肩上がり
- 営業利益率:10%以上かどうか
- 自己資本比率:最低でも40%は欲しい。60%が理想。80%以上だとGOOD!
- 営業活動によるCF:毎期黒字で右肩上がりが理想
- 現金等:増えていくのが理想(現金以外の換金性の高い資産も確認する)
- 1株あたり配当金:安定性・成長性を確認
- 配当性向:30%~50%ぐらいが健全。高すぎるのは要警戒。
出典:リベラルアーツ大学 【初心者向け】高配当株の「分析ツール」の使い方をカンタン解説【株式投資編】:(アニメ動画)第130回
それぞれの銘柄詳細を紹介していきましょう。
※調べた情報は2022年9月を元にした情報となっています。
(6291)日本エアーテック
出典:日本エアーテック
空気清浄度が確保されたクリーンルームを作っている会社です。
半導体・医薬品・食品など、幅広い分野に向けたクリーンルームを作成しており、昨今では半導体需要増加、コロナ対応のためのクリールームなどが、数多くの企業から求められています。
2022年9月現在の配当利回り:4.73%
①売上高
②EPS
③営業利益率
出典:IR BANK
④自己資本比率
出典:IR BANK
⑤営業活動によるCF
⑥現金等
出典:IR BANK
⑦1株あたり配当金
⑧配当性向
⑨不況時に赤字転落・大きな減配をしていないこと
出典:IR BANK
現在の段階では、売上、EPS、営業利益が前年より少なくなっている予想だが、現金等は増やしていて、配当金も右肩上がりで増えている。
2022年の配当金は「50円」なので前年と同じですが、実際には40円+10円(記念配)となっています。
記念配を出してようやく前年と同じ配当金になっているのは少し気になりますが、配当性向は30%程度で推移していますし、現金等にも余裕はあるので累進配当傾向は維持してくれるでしょう。
(5280)ヨシコン
出典:ヨシコン
建築資材の販売、工事の設計、不動産売買・賃貸借、宅地開発などを行う会社です。
コンクリート二次製品事業から、建築部材事業・環境事業を強化しており、脱土木・脱コンクリート化を推し進めています。
不動産事業では分譲マンション事業のみならず、宅地造成事業・商業開発事業・再開発事業も行っており、近年では所属業種が「ガラス・土石製品」から、「不動産」に変更されました。
2022年9月現在の配当利回り:4.78%
①売上高
②EPS
③営業利益率
出典:IR BANK
④自己資本比率
出典:IR BANK
⑤営業活動によるCF
⑥現金等
出典:IR BANK
⑦1株あたり配当金
⑧配当性向
⑨不況時に赤字転落・大きな減配をしていないこと
出典:IR BANK
基本的にすべての項目が右肩上がりの傾向にあります。
直近は配当性向20%台であり、10期以上も連続増配していることに好感が持てますね。
2020年では営業利益率が10%以下の4%まで大きく下げていますが、そんな年度でも配当性向30%程度で連続増配を続けられているのは、株主還元を意識した資金管理がしっかりしていると考えられます。
売上や営業利益率が下がる不況の局面でも、無理せず長年にわたって配当金が貰えることが期待できますね。
(7463)アドヴァングループ
出典:アドヴァングループ
建材を扱っている会社ですが、自社で建材を生産しているのではなく、開発やデザイン、販売・営業等を主な業務としています。
タイル、石材、フローリング、カーペット、水まわり、キッチンなど総合建材のショールームが全国5ヶ所にあり、その広さと商品数は業界最大級。
商品のデザイン性・機能性・コスト・物流・ショールーム・営業スタッフにまで、徹底したこだわりを持っているようです。
2022年9月現在の配当利回り:4.89%
①売上高
②EPS
③営業利益率
出典:IR BANK
④自己資本比率
出典:IR BANK
⑤営業活動によるCF
⑥現金等
出典:IR BANK
⑦1株あたり配当金
⑧配当性向
⑨不況時に赤字転落・大きな減配をしていないこと
出典:IR BANK
営業利益率20%台で推移していることから、かなりの利益還元率が良い事業を行っていると予想されます。
自己資本比率も70~80%であり、配当性向も低めで、連続増配が続いていることから、資金に余裕があると伺えるので、長期的にも配当金を安定して貰えると期待できますね。
なお、今回紹介した銘柄は高配当銘柄の条件に見合う銘柄を基準に選定しましたが、実際に投資をする際はご自身でも充分に精査して、自己責任でお願いします。
終わりに
高配当株についての考え方
今回紹介した銘柄は、現時点での評価を元に選定しています。
株価の暴落によって会社の評価が変わってしまうリスクもあることを認識しておきましょう。
また、高配当株は日々の株価に一喜一憂するような買い方をするのではなく、数十年に渡って配当金を貰うため、定期的に「買い続ける&保有し続ける」ことが重要です。
暴落のタイミングはむしろ安く買えるバーゲンセール期間なので、そういったタイミングを逃さないために株価を常に注視するか、日ごろから定期的に継続購入(ドルコスト平均法)することをおすすめします。
リスクを抑える高配当ポートフォリオの作り方はこちら
本当に寝ている間に儲かるの?
寝ている間にお金を稼ぐことは誰にでも可能ですが、当然リスクが伴います。
今回は「株式投資」について紹介しましたが、他にも寝ている間に儲かる不労所得は「不動産投資(家賃収入)」、「預貯金の利息」、「債券等の利息」など様々。
株式や不動産投資のように高リスクな商品はリターンも大きいですが、預貯金や債券のように低リスクな商品はリターンも少ないです。
どれだけリスクが取れるかによって稼げる金額(損する金額)が変わってきますが、初心者の内から全財産を株式に突っ込むようなマネだけは絶対しないでください。
早く儲けるために大金を投じたい気持ちは分かりますが、「最速で儲ける」というのは「最速で損する」という事と表裏一体です。
「適正なリスク」を身に付けるため、まずは小額から始めてみましょう。
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