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【おすすめ本】日本人は「やめる練習」がたりてない【本紹介】

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しろ
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皆さんこんにちは!妻のしろです

 

今回はぜひおすすめしたい本、「日本人は「やめる練習」がたりてない」をご紹介します。

今年読んでよかったと思う1冊でした。

 

タイトルの「やめる練習」ってどういうこと?と思うかもしれませんが読んでみて納得!

日本人に縛られた慣習を表していると思います。

 

私が読んで参考になったところや印象に残ったポイントをかいつまんでご紹介します。

 

この本をおすすめの方

  • マレーシアに興味のある方
  • 海外での教育に興味のある方
  • ストレスを感じることがあるのに辞める決断ができない方

 


概要


この本は作者の野本響子さんがご子息をマレーシアの学校に通わせるために移住したことによる、日本とマレーシアの考え方の違いについて書いた本です。

 

本の中盤くらいまではマレーシアの教育や子育てについてがメインで書かれているのですが、その後はその教育を受けて育ったことによるマレーシア人の気質やそこからつながるビジネスの考え方について書かれています。

 

マレーシアと日本とを比較して見えた日本人にたりない、「自分で選択して決めること」の経験の意義を書いています。

 

 

日本では考えられないマレーシアの常識

マレーシアではグローバル化を見据えて教育を選ぶ


作者はインターネットチャットでマレーシアの友人と知り合い、お互いの国を行き来し、家族がらみの交流を深めます。

そのなかで、海外で子供の教育を受けさせることを勧められます。

 

日本で学んでいてこれからのグローバル化する社会についていけるのか?

そう考えることが増え、小学生の息子とマレーシアで暮らすことを選択します。

 

 

マレーシアでの子育ての考え方


子供は夫婦で育てるものであるはずなのに、日本では母親が責任の多くを担うのが当然という認識はいつまでたってもなくなりません。

一方、マレーシアでは母親だけが子供の面倒をみるということはありません。

 

父親に限らず、ベビーシッターや雇っているメイドに預けるなど、母親が常に子供と一緒にいなければならないといことはないのです。

また、お店の人、道行く人も子供に対してフレンドリーに接してくれ、日本の家族連れのように肩身の狭い思いをすることもありません。

料理も掃除も子守りも外注して自分の時間を確保する、しかし愛情は惜しみなく与える、それがマレーシアの子育てなのです。

 

母親ばかりがしんどい思いをし、ついイライラして子供にあたってしまうというのは日本の育児ではよく聞くことです。

母親の不機嫌は、子供も感じ取っているものです。

 

 

ハッピーじゃないから転校する、ただそれだけのこと


マレーシアでは子供の希望などに合わせて次々と転校するのはごく当たり前のことです。

作者のマレーシアの友人の子供の転校理由は「ハッピーじゃないから転校する」でした。

 

マレーシアは多言語国家なので、学習言語に何を選ぶかで学校を決めるのは普通のこと。

さらに、宗教や力を入れている授業内容、経営方針などでも選択肢は変わってきます。

 

また、入学当初と子供の興味が変わったり、教師陣が変わって授業が好きではなくなったり、いじめなど学校に行きたくない要因ができたら転校します。

ハッピーじゃないから転校する、それは子供の気持ちを尊重し、子供に好きなことをさせてあげられるのです。

 

 

クラブ活動も長く続けない


学校でのクラブ活動はスポーツや芸術、プログラミングなど多岐にわたりますが、ひとつのことを長く続けることは推奨されていません。

 

これは興味のあることだけでなく、新しいことに挑戦し、向き不向きを知ったり、思い込みで好き嫌いを決めないようにするためです。

自分は何が得意なのか知るために、トライ&エラーすることが大切な経験になるのです。

 

 

日本人は辞め方がわからない

日本の学校は我慢の練習をするところ


対して、日本の学校では集団で我慢して行動することを教えているように感じられます。

確かに集団行動ができずにチームワークを乱すと、協調性がなく接しにくいと認識されてしまいます。

そして、多くの友達ができて仲良くすることが推奨されていますね。

 


しかし、この我慢できるメンタリティは、就職後の会社で上司の理不尽な要求や長時間の残業にも耐えられるようになり、悪い方向で役に立ってしまいます。

 

 

日本人は「やめる練習」がたりてない

日本人がマレーシア人と比べてたりないこと、それは「やめる練習」です。

これは「自分で選択して失敗する」という経験が少ないことに起因します。

 

今まで親の言う通りに習い事や塾に通い、進路を決めるときも先生に勧められたから、会社も社会的評判がいいところを選び、合わないと感じてもすぐに辞めると経歴にキズがつくから5年は我慢しなきゃ…


そんな誰かの勧め、世間の目に合わせて人生を歩んできた日本人は多くいることでしょう。

必ずしもうまくいくことばかりではないし、挫折することもある。

 

そんな経験をしないで大人になると、いまさら失敗できない、ミスがこわいと思い行動できない人になってしまいます。

何事もトライ&エラーによって、人は学びを得ることができるのです。

 

 

まとめ


国によって考え方や常識が違うのは当たり前ですが、真面すぎる日本人にたりないものはもっとリラックスした考え方なのかもしれませんね。

本当におすすめの本なので、興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。

 

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