私が保有している個別株(短期・中期銘柄)を紹介していきたいと思います。
それぞれの銘柄の投資理由を紹介する事で、皆様の投資判断のお役に立てれば幸いです。
なお、ここで掲載してる株価や保有銘柄は2021年5月12日の終値時点でのデータとなります。
優待銘柄編はこちらで紹介しているので、ぜひ読んで頂きたいです。
個別株の考え方・運用方針
短期・中期銘柄投資
私は個別株では優待投資をメインに株式投資をしているので、配当や優待を貰う「インカムゲイン」を主軸に利益を得ていました。
しかし、2019年から売却益を狙って利益を得る「キャピタルゲイン」でも利益を出そうと方針転換しました。
なぜ、そのような180℃方針転換するような事をしたかというと、2015年から投資を始めてそこそこ経験値も貯まり、四季報を読み続けているうちに成長が期待できる企業がたくさんあることに気づき始めたからです。
優待銘柄編でも書きましたが、私の四季報でチェックする項目は以下の通りです。
・時価総額150億円以下
・PER15倍以下
・PBR1倍以下
・売上、営業利益が右肩上がり
・比較的新しく上場した企業
他にもチェック項目はありますし、例外的に項目に当てはまらずに購入する場合もありますが、大体のチェック項目はこのような感じです。
このチェック項目では、割安であり、成長性が見込まれるて、株価が2倍、3倍、それ以上になるかを気にしながらチェックしています。
ただ、チェック項目にすべて当てはまらずに株価が上昇する銘柄もあるので、そこは他のデータや情報を見て総合的に判断してます。
タイトルには「短期・中期」と書いてますが、基本的には長期で持たずに利確をしていく銘柄を選んでいます。
なぜなら、長期で保有する場合は高配当であったり、優待利回りが良くないと、もしも塩漬けとなってしまった時に何も利益が無くなってしまうので、そういう銘柄は出来るだけ選ばないようにしてます。
四季報を読んだことが無い方は、ぜひご一読することをお勧めします。
読み方が分からない方は、ガイドブック等も発売されているので、こちらもお勧めです。
短期・中期銘柄
良品計画(7453)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 現在値 | 損益(%) | 配当利回り(%) |
夫 | 2020/5/7 | 100 | 1,302 | 2,196 | 68.66 | 0.69 |
西友の事業部が独立し、『無印良品』ブランドで衣料、雑貨、食品などを取り扱ってます。
コロナショックにより、かなり株価を下げていましたが、ポテンシャルはある企業だと思っていたので、割安判断をして購入しました。
最初は200株購入していましたが、+50%あたりまで利益が出たところで100株だけ利確しています。
現在はウイグル問題で中国依存の体質が問われいている局面なので、これから上昇するにはなかなか難しくなってきたのもあり、予想としては2倍株くらいになる25,000円台を予想してましたが、シナリオの変更をしないといけないかもしれません。
無印良品の商品は自社のECサイトでも購入できますが、昨今ではAmazonでも購入できるので便利です。
私は無印の化粧水や乳液を定期購入してますが、最近ではいつも売り切れになるぐらい需要が高まっていますし、巣ごもり需要で他の無印の商品も継続的に買われるとも考えています。
おそらく中国依存はこれからも続くでしょうから、それを払拭するような売上だったり、新たな商品でも無いと、これからの株価上昇は出来ないんじゃないかと考えてます。
バリューコマース(2491)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 現在値 | 損益(%) | 配当利回り(%) |
夫 | 2019/11/22 | 100 | 1,889 | 3,120 | 65.17 | 2.28 |
Yahoo関連のアフィリエイト広告を取り扱っている会社です。
ブログで収益を得たい方なら良く知っている企業だと思いますが、私が購入した頃は何をする会社なのかあまり分かっていませんでした。
この銘柄を最初に購入しようと考えたキッカケは、ある機関投資家の構成銘柄に入っていた事を発見したからです。
しかし、何も考えずに投資したらただのイナゴ投資なので、そこからは自分でも銘柄分析をしました。
主には四季報で分析しましたが、以下の点から買い判断をしました。
・売り上げ、営業利益、共に右肩上がり。
・ここ数年は連続増配傾向。
・ネット型ビジネスであり、ここ数年のアフィリエイト市場の拡大により、広告宣伝規模も拡大していく事を期待。
この記事を書いている段階では、私達夫婦のブログはまだ収益化が出来ていませんが、こうしたブログで稼ぐ事を目指している方は年々増えていってると、SNS等を見ていると感じています。
その需要はこれからも増大していくと思いますし、ECサイトを強化するには広告が欠かせない存在なので、ネット型広告事業はまだまだ強いと考えてます。
コロナショックでこの銘柄もかなり株価が下がりましたが、そのタイミングで100株だけですけど買い増しもしていました。+55%まで上昇したタイミングで利確したので、現在は100株だけ保有してます。
2020年10月頃には一時的に株価2倍にもなっていたんですが、売り時を逃してまだホールドを続けてます・・
ですが、私的には2倍以上になって良い株だと考えているので、コロナ禍が収まってきたあたりでまた上昇すると予想しています。
前述したとおり、この銘柄を知ったきっかけは機関投資家情報からですが、機関投資家はプロの投資家なので、私のような素人投資家が参考にする点は大いにあります。
なので、機関投資家のポートフォリオを調べて、自分の購入銘柄候補に入れることも良い戦略だと思います。
ちなみに、私が参考にしたのは以下のファンドです。
このファンドを知ったのは2018年のR&Iファンド大賞で国内中小型株式部門の優秀ファンド賞を受賞していた事から調べてみました。
他にも最優秀ファンド賞のファンドも調べましたが、このJ-フロンティアの構成銘柄にバリューコマースがあり、私が調べた限りでは一番成長性があると感じたので、この銘柄をさらに調べようと思い、最終的には購入に至りました。
追記
2021年8月10日に売却しました。
売値:4,010円 売却益:218,100円(+115.5%)
2倍株達成した銘柄を約定したのは初めてです。
以前に特定口座でも購入していたんですが、その時と含めて+30万円もの利益を出せたので、ものすごく嬉しいです(*^-^*)
売却理由は、購入するキッカケとなった機関投資家(MHAM新興成長株オープン 愛称:J-フロンティア)のポートフォリオから無くなっていたので、そろそろ売り時だと判断しました。
株価4,000円を超えたあたりで揉みあいになるだろうと判断しましたが、この記事を書いている時点では絶好調で伸びてますね・・(2021.9.1現在 株価4,415円)
それでも、2倍株を達成した時点で満足なので、私のリスク許容度的には丁度良いところで利確出来たと思います。
純金信託(1540)
口座 | 買付日 | 数量 | 取得単価 | 現在値 | 損益(%) | 配当利回り(%) |
夫 | 2021/4/23 | 10 | 5,920 | 6,120 | 3.38 | 0.00 |
純金上場信託(ETF)を少しだけ購入してます。
定期的に、世界情勢などによって金が求められるタイミングは必ずあるので、そうした状況だけ私は金のETFを購入しています。
普通の金取引口座でもほんの少しだけ保有していますが、そちらは手数料が高いですし、あまり利用はしていません。
今回購入した理由は、チャートパターンが購入チャンスであると判断したからです。
2021年5月13日10時頃のチャートより抜粋
チャートの底が右肩下がりで2回底をついていますが、これは典型的な「ダブルボトム」のチャートパターンでした。
このアルファベットの「W」の形になるチャートパターンの場合、ここから株価上昇する事が多い事から、買いタイミングとされています。(2番目の底が1番目の底より下回らないと不完全なダブルボトムのパターンとなります)
そして、「RSI」ですが「Relative Strength Index」の頭文字をとった略語で、買われすぎか、売られすぎかを判断するための指標となってます。
このRSIが「50」を超えたあたりが買いタイミングであるとされています。逆に、「50」を切ると売りタイミングとされてます。
次に、「MACD(マックディー)」ですが「Moving Average Convergence Divergence」の略で、MACDラインとシグナルラインの2本のラインを用いてチャートを分析する指標です。
緑色のMACDラインと黄色のシグナルラインが重なって、両方のラインが上向きになるタイミングを「ゴールデンクロス」と言い、このクロスしたタイミングが買いタイミングとなります。
そして、「出来高(できだか)」ですが、その日にどれだけ売買数量があったかを示す指標となってます。
この出来高が上昇するタイミングも買いタイミングとされているので、「ダブルボトム」、「RSI」、「MACD」、「出来高」この4つの条件がそろったタイミングあたりの5,920円で買いを入れました。
本来であれば、ダブルボトムのパターンでは、Wの頂点まで株価が戻ったタイミングで買うのが正しいとされているんですが、チャートの中心線である「移動平均線」を中心とした値動きの振れを表すチャート上下の緑色の線「ボリンジャーバンド」を突破できるか怪しいところだったので、早めに買いを入れました。(基本的なチャートの動きではボリンジャーバンド内を上下する形となり、これを突破するときは暴騰か暴落時となる)
ですが、チャートの買い条件が重なったからといって、必ずしも株価が上昇するとは限らないのが株式投資の怖いところではあります・・世界的な下落要因があったり、下げ相場、上げ相場など、チャートだけだと読めない不確定要素をいくつも組み合わせて分析することはかなり難しいですが、それでもチャートを読むことはとても勉強になるので、とりあえずダブルボトムという形があるだなと覚えて頂けたら幸いです。
チャートが教科書通りの動きをしてくれるのであれば、少なくともWの頂点である6,300円くらいまでは行ってくれるのではないかと期待しています。
また、金だけではなく、銀、銅、プラチナなどは金と同じように取引されていると思われがちですが、チャートパターンがその時々で全然違うので、場合によっては他の先物のETFを短期で購入しているときもあります。
そして、ETFを購入するときの自分ルールとして、+10~30%、約1~2万円くらいの利益が出たら利確するようにしています。
少額で買えるのがETFの良いところなので、たとえ損が出ても少額で済みます。チャートパターンを読む練習として売買しているので、良い勉強となってます。
まとめ
以上、私が現在保有している短期・中期を目標にした3銘柄を紹介しました。
今まで私は優待銘柄を中心に購入していたので、ここ数年から始めたキャピタルゲインを意識した投資にはまだ慣れてはいないと感じています。
しかし、少額で始められるETF等で売買タイミングを読んだり、株関連の本を読み漁って勉強するなど、ここ最近は少しだけ投資のやり方が分かってきたような気もします。
ですが、こういう慣れが出てきた時が一番危ない時であることもどの本でも言われているので、市場から退場しない程のあまりリスクを取らないレベルで、これからも株式投資を楽しみたいと思います。
そして、誤解して欲しくないんですが、紹介はしましたが同じ銘柄を買う事を推奨しているわけではありません。
あくまで私はこういう考えで保有しているという、皆様の参考になればと思って紹介するだけなので、投資をする際は自己責任でお願いします。
優待銘柄前後編、短期・中期銘柄編と、3つにわたって長く記事を書いてきましたが、ここまで長くなるとは自分でも予想外でした。こんなにも文章が書けることがあるのは自分が株式投資が大好きなんだろうなという証明でもあるので、なんだか嬉しいですね。
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