音楽

【楽譜の作り方】基本的な音楽記号・用語を解説【初心者向け】

楽譜
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楽譜を作る際には、基本的な音楽記号・用語を理解しておくことが重要です。

ただ、音楽記号の全てを覚える必要はありません。

 

この記事では、楽譜作りに必要な最低限の音楽記号・用語をまとめました。

まだ楽譜を作ったことの無い初心者の方はぜひ参考にしてください。

 


音楽記号の名前

五線


出典:YAMAHA Make Waves

真ん中の5つの線のことを「五線(ごせん)」と呼びます。

上下にある加線も含めて、この線上に音符を並べて楽譜を書きます。

 

小節・段落

五線という横線を、縦線(小節線)で区切ったところを「小節」と言います。

小節は横に1小節ごとに増やしていけますが、横に長くなりすぎると用紙に収まらないので、次の段(段落)に移動して、同じような小節を増やしていきます。

 

 

拍子・音符・休符

拍子の種類


出典:ピアノ演奏の小楽典

拍子(ひょうし)は大きく分けて2拍子系3拍子系に大別されます。

拍子記号は主に分数や記号で書き表され、分数の形で示される場合は、分子にあたる数字を拍子の種類で、分母にあたる数字を1拍に数える音符の種類を示します。

 

基本的には4/4拍子3/4拍子を使うことが多いので、とりあえずその2つだけ覚えれば良いです。

 

音符・休符の種類




出典:YAMAHA Make Waves

表に入りきらない音符もありますが、基本的には全音符~64音符くらいまでの音符を使用します。

それぞれの違いは、音の長さによって種類分けをしています。

長い:全音符  >  短い:64音符

 

4/4拍子

それぞれの小説の合計数が「4」になるように、音符または休符を書きましょう。

 

合計数が「4」になっていれば、どのような書き方でも構いません。

 

3/4拍子

それぞれの小説の合計数が「3」になるように、音符または休符を書きましょう。

合計数が「3」になっていれば、どのような書き方でも構いません。

 

タイ・スラー

■タイ


 

同じ高さの2つ以上の音符を続けて演奏する際に用いる「タイ」は、このように書きます。

例えば、上記のように4分音符をタイで繋ぐと2分音符と同じ長さです。

主に、小節をまたいで演奏したいときに利用します。

 

 

■スラー

 

音同士を続けて滑らかに演奏する際に用いる「スラー」は、このように書きます。

前の音符の音と同じ音量、同じ長さで弾き続けて、音符同士の間隔が開かないように演奏するのがコツです。

 

3連符

音符を3分割した音符を「3連符(さんれんぷ)」と言います。

元の音符の長さと同じ長さの間に、音符3つ分の演奏をする場合に使います。

 

 

■全音符→3連符

 

 

■2分音符→3連符

 

 

■4分音符→3連符

 

 

■8分音符→3連符

 

実際に演奏すると、上記のような長さの音符に変わります。

曲の長さに合わせて3連符を活用しましょう。

 

 

ト音記号・ハ音記号・ヘ音記号

音の高さを決める音部記号(おんぶきごう)として、「ト音記号・ハ音記号・ヘ音記号」の3種類があります。

一見するとなぜこのような分け方をしているかというと、五線を大きくはみ出した加線上の音符はとても読みにくいことが要因の一つです。

 


上図のように、同じ高さの「ド」の音でも、加線上の音符は読みにくいですよね。

これを「ヘ音記号」に変換すると、五線状に音符があるので分かりやすくなります。

 

 

また、ト音記号とヘ音記号は、ピアノの位置的にちょうど右手と左手が合うようになっています。

右手でト音記号(メロディ)部分、左手でヘ音記号(伴奏)部分を弾きやすいようになっているのも、音部記号の特徴の一つです。

 

 

小節線の種類

小節線には4種類あります。

それぞれの意味は以下のとおりです。

 

小節線


小節線は縦線(じゅうせん)とも言って、1小節ずつを区切る縦の線です。

拍子に合った音符を書き終えたところに、一本の線を引きます。

 

複縦線

曲の雰囲気や、曲調をひと段落させるために複縦線(ふくじゅうせん)を引きます。

Aメロ、Bメロ、サビなどの区切りにも、よく使われます。

 

反復記号

反復記号がある「:」側を2回演奏するという意味があります。

上段の4小節では同じ演奏を2小節ずつ行っていますが、下段の2小節は反復記号で省略しています。

同じ演奏をしたいときや、楽譜内をコンパクトにしたい場合に便利です。

 

終止線

曲の終わりに書かれる線です。

たとえページの途中だったとしても、この線が書いてあればそこで曲を終了させます。

 

 

演奏の順番(反復記号について)


反復記号を用いた場合、楽譜の演奏の順番が変わります。

記号が記された場所によって演奏順はガラッと変わり、記号の意味を理解しておかないと演奏するにも困ってしまうので、それぞれの記号の役割を把握しておきましょう。

 

反復記号、カッコ

反復記号の内側にある「:」で挟まれた小節を、繰り返し演奏します。

カッコが付いている部分は、一度演奏したら次のカッコの番号に進みます。

 

D.C.(ダ・カーポ)、Fine(フィーネ)

D.C.:曲の冒頭に戻る記号

Fine:冒頭に戻った場合に演奏を終わらせる記号

 

D.S.(ダル・セーニョ)、Coda(コーダ)

D.S.:セーニョに戻る記号

Coda:to Coda(トゥ・コーダ)からCodaに進む記号

似たような記号ですが、演奏順を「戻る」のがD.S.とセーニョ、「進む」のがto CodaとCodaです。

 

省略記号

前の小説と同じ演奏を省略した記号です。

上図の例だと、1段落目と2段落目、3段落目と4段落目は同じ演奏になります。

省略する小節の数を斜線で引いて、何小節分を省略するか表しましょう。

 

 

終わりに


上記に書かれている音楽記号、用語は、楽譜を作る上で最低限のものです。

ですが、この記事の内容だけでも理解すれば、ちゃんと楽譜は作れます。

 

楽譜作成ソフト等を使えば、より直感的に楽譜は作れますし、実際に音を聞きながら作れるので便利です。

おすすめの楽譜作成ソフトはこちらで紹介しているので、参考にしてみてください。

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手書きで楽譜を書きたい方は、こちらのサイトにて色々な種類の楽譜があるので、必要な様式の楽譜を印刷してください。

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また、楽譜を作れるようになれば、作曲することも難しくありません。

こちらで作曲の方法を紹介しているので、作曲がしたい方は参考にしてみてください。

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楽譜を作ることは意外と難しくないので、まずは楽譜作成ソフトをインストールしてみることをおすすめします。

ちなみに、筆者は30歳まで楽器を演奏したこともなく、楽譜も読めませんでしたが、一度でも書いてみると、意外とすぐに書き方が分かるようになりました。

筆者の私が音楽を始めたきっかけはこちら。

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体験することが何よりの勉強法なので、とりあえず既存曲をマネしてみるところから始めてみてください♪

 

この記事を書いた人

名前:あこ

楽器も弾けず、楽譜も読めなかったが、30歳からアコーディオンを習うため音楽教室に通う。

現在では耳コピ・楽譜作成・演奏までを一人でこなし、楽譜販売も行っている。

 

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